はなのひとりごと

AutoPageから、先代犬はなとチャイとの思い出と一緒に引っ越ししました。

去年のこと

2005-11-26 08:03:19 | ノンジャンル
去年の今日のこと・・・

朝、会社に出勤すると新入社員のIさんが、何か言いたそう。
「出勤途中に犬がはねられていたので、車に乗せて来てしまいました。獣医さんに連れて行きたい・・・」
びっくりしました!!
気持ちはわかるけど、はねられたということは骨折してるかも。
高額の治療費がいるだろうけど、それでも気持ちはかわらないと言うので、土地感のない彼女に代わって連れて行くことになりました。

彼女の車に乗り込むと
助手席にビーグル犬が丸くなってました。
特に外傷はないようでしたが、目が充血してました。
不安げに見つめるので
「痛いか?辛抱しいや。はなの先生が診てくれるからな」と声をかけて急ぎました。

先生の診断では、かなりの老犬で長い間放浪していた様子で、栄養状態も悪く、レントゲンを撮るまでもなく両後ろ足が骨折。腹水も溜まっているので、このまま暖かくしてやって、お水を与え看取ってやったほうがいいとのこと。外傷がないだけに、諦めきれずに泣き出す私に「この子は理由はわからんけど、長い間食べるものも食べずに放浪してたんや。車にはねられて、保護してもらえただけで十分幸せやと思う。辛い治療を受けさせるよりこのまま連れて帰ったほうがええ。」
先生に説得されて、泣く泣く連れて帰りました。
事務所の横で(ホントは中へ入れてやりたかったけど、社長の目もあるので)毛布にくるんで、Iさんとお水をなめさせたりしてましたが、眠るように亡くなりました。

今も飼い主さんは探されているかも知れません。
この子もきっと帰りたかったでしょう。それをかなえてやれなかったことは、すごく辛いです。

今日、冥福を祈りながら、はなを絶対手放さないとあらためて心に誓います。