6月も2週目に入り、いよいよ今週末土曜日には登校にて「実用英語技能検定」が催されます。この日のために、受験予定者21名が日々コツコツ努力を重ねてきました。途中くじけそうになったり、模擬がなかなか合格せず、弱音を吐いたり・・・。でもやっと受かったときには満面の笑みで、お迎えに来た親御さんに報告に行ったりと、こんな小さな教室にもいろんなドラマがありました。
年3回ある英検ですが、当校では開催を決めた回から毎回欠かさず受験を開催できているのは、やはり生徒さんや親御さんの意識が高いからなのだろうと思います。今年度から改訂になった教科書では、今まで中学3年間で覚えるべき単語数が900だったのが、一気に1200に引き上げられました。約1.3倍の増加です。また、例えば take という単語のように、用法が多数ある単語に関しても、学習する数は倍以上に増えています。
これは、「聞く」「話す」の比重が高かった学習指導要領から、「聞く・話す・読む・書くの4技能を総合的に行う学習活動の充実を図る」ものへと変化したことで、読み書きの力の中心を担う文法力が重視されるようになったからです。
そういった点から考えても、英検対策を学習することは、語彙やイディオムを覚えるだけでなく、耳から理解する力、長文を読み解く力、2次対策で行うスピーキング力を高める力などを養うことができる、まさしく「4技能力向上」のための礎になるのではないでしょうか。
今回は5級~準2級、小3から大人の生徒さん達が受験します。特にこれから学校で英語を学んでいく小、中学生の生徒たちにとっては、今の努力はいずれ彼らの英語力の頑丈な基盤となって役に立つことでしょう。今は見えない未来に不安や疑念を持ちがちな子ども達ですが、なんせ英語と人生経験に関しては、百戦錬磨の私を信じてついておいで~!と声を大にしながら、とりあえずは、今週末に迫った英検突破を目標に、突き進んでいきたいと思います