月曜日は地震後初めてのレッスンでした。子どもたちは口々に、地震が起こったときの気持ちや停電で不自由したことなどを話してくれました。そして、改めて、私たちが今こうして元気で生きていられることに感謝しなくちゃいけない、ということを考えました。今すぐにできること、節電や募金など、自分が何かしなくてはいけない、と思ったことは率先してやろう、話し合いました。
そんな自分たちのあり方を考えながら始まった4年生クラスでは、こんな状況の中でもそれぞれに頑張って学習してきた成果を小テストで発揮しました。また単語フラッシュカードを使っての即答ゲームなども盛り上がりました。
テキストでは所有格を使った疑問文や応答をチャンツや会話文を使って練習しました。そろそろ全員での練習から、ペアワークなどを多く取り入れながら、みんなの前で声を出す、ということに重点を置きました。
英語は学問である以前に、「Language=言葉」です。文面をただ暗記して暗唱するだけでは、本当の意味での『言葉としての英語』を習得したことにはなりません。だからと言って、急に日本語を使うように、自由自在に使えるようになれば、英語教室は要りません
そこで、私たち英語に携わる者が、「使える言葉としての英語」を子どもたちに伝えていくべく、幼いころから漢字やひらがな、文章の構造である文法を習うのと同様に、時には教えながら、時には日本語思考で考える余裕を与えることで理解を促しながら、言葉としての英語をたくさん蓄積できる努力をしているのです。
その成果が徐々に表れているのがこの1年間学習してきた4年生と6年生です。
6年生は自由に言葉を入れかえた文章を作って発表しました。
〝 I want to meet a .............. . A ................... ~ing in/on/under the ................... .”
といった文章の中に、自分の好きな動物、状況、場所を入れ、絵を描いてスピーチしました。
ある生徒さんは、〝I want to meet a whale. A big whale swimming in the ocean." という文章を作りましたが、形容詞であるbigをつけたりして、さらに文章に豊かな想像力をかきたてる要素を取り入れていました。
こんな小さなことですが、与えられたことだけを行うのではなく、既習の事柄を自由に取り入れることができるようになったことに、「大きな」進歩を感じました