これはノスタルジーでは無い、ヒストリーである。

私が「宇ち多゛」に惹きつけられるもう1つの理由が店内の『電球』です。

昨今、省エネやらLED等がもてはやされていますが、電球に照らされた宇ち多゛の店内は、何とも言えない優しさと安心感に包まれています。

それを一切変えない宇ち多゛のこだわりに、先代から脈々と受け継がれた店への愛情とヒストリーを感じます。

想像してみてください。LEDに照らされた、梅割り、煮込みや焼き物を。店内の雰囲気が一変し、皆さんが楽しみで撮る写真も、様変わりしてしまうでしょう。

照明も含めて、宇ち多゛が提供するサービスに改めて感謝しつつ、今宵は葡萄月を堪能するのでした。

煮込みと言う名の宇宙

欲望に負けて、10年振りに宇ち入り通いを再開。梅月が綺麗でした。煮込みを覗くと宇宙が広がっていました。

私が宇ち多に惹きつけられてしまう理由の１つのが『煮込み』です。

全国の煮込みを食べ歩いて来ましたが、宇ち多の煮込みと同じ様な味には巡り合ったことがありません。辛すぎず、各部位の味を引き立てる優しい味付けです。それでいてコクがあり、何とも言えないマイルドな風味が口に広がります。

恐らく赤味噌を使用しているのでしょうが、それだけでは無さそうです。いつか家でもその味を再現したいのですが、そのためには更に通う必要がありそうです。