昨年からちょっと気になっていたバックがあって
時間が空いたので作ってみる事にしました。
ウェストバックを作る時に下見に行ったかばん屋さんで
ボディーバックを発見、とても興味をひかれました。
ウェストバックよりひと回り大きめで片方の方に掛ける小さいリュックの様なカバンです。
せっかくなので製作レポートを書く事にしました。
今回使用する革は、先日作ったブリーフケースに使った革の余りを使いました。
長い部材は1枚で取れないので分割して縫い合わせる事にしました。
写真は裁断をしてへり返しと縫い代を革漉きした所です。
漉き代はへり返し10mm、縫い代 8mm で縫い代の方を少し厚めに漉きます。
革漉きをすると型紙に合わせて書いた線が消えてしまうのでもう一度書き直します。
ファスナーが付く上側のマチは結構長いので2枚に分けて裁断し
縫い合わせる事にしました。
線に沿って縫ったあと、糸は結んで短く切っておきます。
縫い合わせた革を開いて平らな鉄板などの上に置きハンマーで叩きます。
ファスナーが付く方はへり返しをするのでボンドを塗って乾かしておきます。
ボンドが完全に乾いたら線に沿って定規を置きへり返し用のへらを使って
革を折っていきます。
慣れてくると道具を使わなくて手だけで真っ直ぐにへり返しを出来るようになります。
最後に折り曲げた所をまたハンマーで叩いて圧着させると
へり返しの完成です。
マチの様な長い部材を取りたい時にこんな技を使うととても便利です。
この繋ぎ合わせたマチに両開きのファスナーを付けました。
縫い目もワンポイントになって良いですね。
裏地も一緒に縫い合わせておきます。
ここで今日の作業は終わり、明日はポケットやベルト止め具などのパーツを作ります。
今週は軽井沢はお休みして製作に精を出しています。
今から夏の繁忙期用の商品をコツコツと作り始めている所です。
なのでブログアップもまめに出来ると思いまーす