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竹取物語

松岡 貴史さん作曲の「竹取物語」

ダイジェスト版ヽ(*´∀`)



YouTubeで是非ご覧下さい❤





https://youtu.be/FDbn95vGry8


敬称略🙇🏻


第5回松岡貴史&みち子作品展「竹取物語」より-
2018年3月31日(土)トーキョーコンサーツ・ラボ

現代語訳  北 杜夫  
少年少女古典文学館2「竹取物語」(講談社)

作曲    松岡 貴史

朗読    松岡 貴史
ファゴット 中川 日出鷹
ハープ   松村 衣里
映像    水本 紗恵子
映像助手  松岡 あさひ

画像出典 国立国会図書館デジタルコレクション「竹取物語」
     宮内庁書陵部蔵「竹取物語絵巻」(勉誠出版)
     九曜文庫蔵 奈良絵本・絵巻集成「竹取物語絵巻」(勉誠出版)
     水本紗恵子 作画・動画

撮影   松岡 大
編集   松岡 有佳里

ヨーロッパ各地で好評を博した松岡貴史作曲「竹取物語」。
この度の日本公演では,なじみ深い日本古典「竹取物語」の北杜夫による現代語訳を台本とし,朗読,ファゴット,ハープと古典絵巻の映像で,伝統と現代アート,音楽・朗読・映像のコラボ,音楽絵巻「竹取物語」が誕生。


一  かぐや姫の生いたち
二  かぐや姫への求婚
三  蓬莱の珠の枝
四  龍の首の珠
五  つばめの子安貝
六  帝とかぐや姫
七  天の羽衣
八  富士の煙

 むかしむかし,竹取のおじいさんがおりました。山で竹を取ってきてはいろいろなものを作って暮らしていました。ある日,根もとが光る不思議な竹を見つけ,切ってみると,中から小さなかわいい女の子が出てきました。連れて帰って育てると,この子は,あっという間に成長し,この世のものとも思われないくらい美しい姿かたちになり,かぐや姫と名づけられました。貴公子たちが,ぜひ結婚したいと迫りますが,姫は結婚の条件として難題を出します。しかし,だれも姫の求めに応えられません。ついには帝(みかど)がかぐや姫のとりこになります。文のやりとりをして心を慰め合うものの,結ばれることなく,8月15日の満月の夜,月から迎えが来て,かぐや姫はこの世に別れを告げ,月に帰っていきます。
 竹取物語は,物語文学の原点と言われ,源氏物語でも「物語の祖(おや)」と紹介されています。まことしやかに語られるフィクションの連続で,飽きさせません。天の羽衣伝説,仏教思想や中国の思想の影響もあるようです。異界の者と人間たちが織りなす物語で,現代風に言えば,月世界から来たかぐや姫(宇宙人?)と人間世界とのSF小説? 魔性の女に惚れた男たちの欲深さ,身勝手さ,あさましさ,愚かさやせつなさ,哀れさ。男たちをその気にさせておいて無駄な骨折りをさせる,姫の悪女ぶり。しかし人間界への愛着が募り,月世界に戻る日が近づくのを嘆き悲しみ,さめざめと泣くしおらしさ。そんな登場人物たちのどうしようもない人間臭さが憎めません。壮大なロマンが,美しく,ユーモアをもって語られています。
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