2009年の締めくくりはフォルテュニオ。
フランスでもあまり上演されない作品なのですが、テノールとホルンソロのアリア、チェロのソロ、兵隊さんの行進…などなど当時のパリの流行がふんだんに盛り込まれていて、めり張りのある全4幕で構成されています。
台本の元となったのはミュッセの「燭台」。
ジョル・ジュサンドと約3年に及ぶ交際(確か「年下の人」というタイトルで2人の恋愛物語が映画化されています。)その破局後に書き上げられた小説です。
ヒロインのジャクリーヌが旦那さん、愛人、恋心を寄せる3人の男性をめぐるロマンスのお話。
聴き逃せないアリアは
♪子どもの頃はどのお花を摘み取るか迷わなかったのに…
とっても素敵なクリスティアン・ラクロワのお衣裳で目の保養もできました☆
《人生の試練においてどのように自らの理想を保つことが出来るのか?》…(常にミュッセが自問しつづけた課題)
理想はあくまでも理想!?なのか、会場は苦笑い、大爆笑、納得… 様々な反応で幕となりました。
写真は開演前のプレトークが行われたSalle Bizet 地下のホール。
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