NISSAN GT-Rの2024年モデルが登場しました。今回、GT-Rの標準車ではエクステリアデザインの変更のほか、足回りのセッティング変更などによりハンドリング性能の向上が図られています。
日産・新型NISSAN GT-Rのカタログ(2024年モデル)
>>2023年3月現在版
2024年モデルの「標準車(スタンダード仕様)」の発売開始は4月下旬予定で、「NISMO/NISMO Special edition」、「Track edition engineered by NISMO/Track edition engineered by NISMO T-spec」は、今夏発売予定となっています。※こちらの本カタログでは、NISMO/NISMO Special editionは未掲載。
標準車においては、2022年モデルで登場しました特別仕様車「Premium edition T-spec」と「Track edition engineered by NISMO T-spec」がカタログモデルとして新たにラインアップ。→専用内装色や専用サスペンションセッティング、専用カーボンセラミックブレーキなどが装備されます。
今回登場しました2024年モデルの標準車(スタンダード仕様)では、エクステリアデザインが大幅に変更され、特にフロントデザインは、従来の大型グリルから上下2分割された新デザインが導入されています。開口部は従来より若干小さくなっていますが、流入量は変わらず、フロントの空気抵抗が低減ー。
また、新デザインとなったフロントバンパーは、センターからコーナー部へと配置されたバンパー上部のキャラクターラインや、LEDハイパーライトの形状の見直し等により空気抵抗が低減されています。また、カナード形状もより立体的な造形となりまして、ホイールハウス内の圧力も低減する効果により車両前方の持ち上がりも低減されていますー。
このほか、リアバンパーも一新されていまして、サイドコーナー部分に配される縦型のセパレーションエッジはより車両後方へと張り出し鋭い形状に。フロント側のイメージも引き継ぎ、バンパー上部には左右を繋ぐようにキャラクターラインが設けられたことで、面部分はシンプルな造形となりました。
同時に、リアウィングが現行GT-Rの標準車としては初めて形状変更に!ウイングの全長は従来より長くなり、幅も広くなったほか、取付位置も従来よりも後方となったことで空力性能が高められています。車両全体でダウンフォースが約10%向上していますー。空力特性の向上に伴い、サスペンション制御も変更に。
そして、日本仕様では、新車外騒音法規に対応するため、新構造のマフラーが採用されています。従来モデルとは異なり、レゾネーター内での分岐構造ではなく、排気パイプ途中に分岐構造が設けられ、パイプ自体も延長されレゾネーターへと接続される形状となったことで低音域の音が低減されています。