ぬりえ

近くの老人保健施設のデイサービスのお手伝いに行った。

昼食後のひととき、皆さん思い、おもいのことをして、楽しんでいる。おしゃべり、将棋、お昼寝、自由時間なので、好きなことをしている。最近はぬりえをしている方が多い。新聞やテレビでも取り上げられているし、本屋さんにも、昔では考えられないようなぬりえの教材がならんでいる。

　94歳になられる女性が熱心に塗っていらしたので、見せていただいた。

濃淡のついたバラ、そして葉っぱも丁寧に塗られている。

「この花瓶は光が当たって反射しているようにぬったの」とおっしゃった。　「うわぁ　素晴らしい　写真に撮らせていただいていいですか？」と思わず撮らせていただいた。

　１ヶ月程前、老人大学？で絵を描いたことを思い出し、恥ずかしくなってしまった。

　10枚程見せていただき、写真に収めた。どれも素晴らしく、全部ブログに載せたいほど、・・・

その後、沢山のおしゃべりをした。人生の先輩として前向きに生きているお姿は、ただ感心させられるばかり。

お手伝いに行ったつもりが、いつも教わって帰ってくる。私もすこ～しがんばろう！

街の小さな図書館

家の近くに　フリーライブラリー　と書かれた20冊ほどの本が入った小さな可愛いらしい箱が置かれている。

・貸し出し期限はありません。

・読み終わったらお返し下さい。

とだけ書かれていて、所有者の名前も書かれていない。

箱の中には、ちいさな子供向けの絵本、育児書、趣味の本、小説、など、沢山の分野の本が、置かれている。

所有者の方が心を込めて、選んで置いて下さっていることが、伝わってくる。傍らには小さなベンチも置かれ、散歩の途中、ひと休みしながら、本を手にすることもできる。

私も時々利用させていただいているが、本が日々入れ替わっている。

なんて素晴らしい事をして下さる方がいらっしやるのかと、ただ頭が下がるばかり。

その小さな図書館の前を通る度に、心が暖かくなり、優しい気持ちになっている。