傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

土屋雄太前科ほか

2016年08月25日 | 刑事事件
鴻巣のディスカウントストアの駐車場で、行きずりの被害者相手に強盗事件を起こした被告人です。
ナイフを示し殴る蹴るの暴行を加えて、現金22000円とタバコ2本(40円相当)を強取しました。

土屋雄太(元塗装工)
身長:175cm
体重:115kg(共犯少年の調書より)
(スモウレスラー風の体格)
被告人が小学生時代に父親を心筋梗塞で亡くし、以後母子家庭の5人兄弟で長男として、父親代わりを務めていました。
中学を卒業すると就職して、一家の家計を支えていた様です。家庭内では暴力傾向は認められなかった様です。
本件強盗の犯行後、共犯者のA、Bが連れだって、強取金で熊谷のキャバクラで遊興しているのとは対照的に、被告人は両名からの誘いを断っています。

【前刑】
平成25年に本件とは別の共犯者3名と共謀した2件の侵入盗事件で、懲役2年、執行猶予4年の判決(平成26年11月、さいたま地裁川越支部判決)を受けており、執行猶予期間中の本件犯行です。
ですから本来であれば、夜な夜な遊び歩くなどの非行行為は慎むべきであるのに、前刑時の担当弁護士は一体何を(被告人に説明)していたのでしょうか。
…と思いましたが、被告人は恒常的に飲酒運転を繰り返していた様ですし、被告人自身に自らの行動を慎む自覚が「全く」無かった様です。
ですから、起こるべくして起こった事件と言えそうです。

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