傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

ナマポスロット(判決、川口)

2016年07月04日 | 刑事事件
平成28年(わ)第518号 

岡本 小百合、岡本 茂 (生活保護受給者)

有印公文書偽造、同行使、有印私文書偽造、詐欺未遂(判決)

【判決】
小百合:懲役1年6月(未決算入40日)、執行猶予3年、障がい者手帳、携帯電話契約加入申込書、それぞれの偽造部分を没収

茂:懲役1年6月(未決算入40日)

生活保護受給者が、携帯電話を転売して遊興費を自ら工面しようとした事件です。

障がい者手帳の生年月日欄をシャープペンシルで改ざん(有印公文書偽造)して、それを身分証明書として提示(行使)し、申込書を記入(有印私文書偽造)して携帯電話を騙し取ろうとしましたが、店員に不審がられ警察に通報されました(詐欺未遂)。

【私感】
判決では小百合が茂に犯行を持ちかけた事になりましたが、どう見ても犯行は茂主導に見えます。(判決は法廷で取り調べた証拠に基づきますから、検察の一層の頑張りを期待したいです)
しかしながら、犯行を持ちかけ主導した筈の小百合と、小百合の犯行を止める事が出来なかったと(一応の)反省の弁を述べる茂の判決の刑期が同じと言う事は、判事は「犯行に至る経緯は百も承知」なのだと感じます。


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