傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

長男が溜め込んだ新聞に放火(戸田)

2016年07月26日 | 刑事事件
平成28年(わ)第702号

佐々木 榮子  

建造物等以外放火

【概要】
被告人は事件当時同居していた、幼少期のてんかんの後遺症で軽度の精神障害を有する長男が、自身の居室一杯に溜め込んだ新聞、雑誌、DVD等が生活空間を圧迫している事に悩んで居ました。
被告人は平成28年2月8日、長男が留守の隙に同居室内の件の新聞類に放火しました。

当該居室は4階建ての鉄骨造りのアパートの一室であり、2階に入居する焼肉店他、住居部分である3、4階の居住者(11名)に少なく無い被害が出ました。
(現住建造物等放火で無いのは何故?)

【被害額】
建物修繕費用2734万円余、エレベータ修理代550万円
保険適用外の損害には被害弁償の意向と言います。

弁護人は計画的犯行では無いのだから、その点を斟酌せよと主張しますが、むしろ計画的に長男の荷物を廃棄処分してしまえば良かったのでは無いでしょうか。

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