家族による監督は望み薄（あくまで個人の感想）

平成２６年（わ）第８９５号

木 光男

道路交通法違反 自動車運転過失傷害

【概要】
建築関係の会社を家族で営む被告人が飲酒後に無免許運転で起こした人身事故です。

ブレーキとアクセルを踏み間違えて追突したと言います。

【犯歴】
平成２３年１１月飲酒運転により運転免許取り消し（欠格期間２年）の行政処分と罰金５０万円の刑事処分を略式命令で受けています。
その後も、変わらず運転を続けていた様です。そればかりか飲酒運転も常習的だった様です。

証人として出廷した被告人の三男の証言によれば、無免許運転を注意しても聞き入れなかったと言いますし、証人自身が無免許運転を容認した事も有ったと言いますから、被告人の再犯防止の為の抑止力足らん気がします。

証言台の被告人の様子はヘラヘラ薄ら笑いを浮かべ、緊張感と反省の情が感じられませんでした。

事故当時は、前日から自宅で飲酒を始め、車でスナックへ移動し更に飲酒したと言います。
代行やタクシーで帰宅する事は「考えにも浮かばなかった」と言いますから、日常的に飲酒運転していた事が明らかです。