傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

有印私文書偽造 平沢 元章(さいたま市)

2014年12月04日 | 刑事事件
平成26年(わ)第1291号 

平沢 元章 

有印私文書偽造、同行使、免状不実記載未遂

=プロバイダの判断に従い一部訂正しました。=
【概要】
被告人(税理士)が専門書を買いに本屋へ

警察官に何らかの理由(被告人本人の申立てにより自粛)で氏名を尋ねられます。

自身の名前でなく、弟の氏名をかたりました。

警察で「弟」の身分証明の提示を求められます。

弟の住民票を勝手に取得、実家から弟の健康保険証を持ち出し、紛失したとの理由で自身の写真入り弟名義の運転免許再交付を申請。

犯罪行為が発覚。
何らかの理由から、弟名義の運転免許証の再交付を不正に受けようとしました。
身分証明の偽造は、ほぼ確実に自由刑になります(執行猶予の有無の違いくらいです)。
無免許運転を誤摩化す為に他人になりすます輩も居ますが、罪が大幅に重くなるだけですので絶対に止めましょう。

本件被告人も結局、税理士資格を返上しています。

仮に執行猶予判決でも税理士資格の欠格時由に該当しますので、進んで返上した方が心証的にも有利との計算が働いたと考えます。
結局、墓穴を掘りまくった被告人でありました。
本件犯行を切っ掛けに税務士資格と社会的信用を一気に失った被告人です。

【求刑】
懲役1年6月


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