傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

高嶋泰一結審(新座)

2016年07月22日 | 刑事事件
平成28年(わ)第241号
 
高嶋 泰一   

過失運転致死

【論告】
いつも以上に詳細な点にまで言及する長文の論告に、早々に記録を諦めざるを得ませんしたが、前回公判迄に把握出来ていなかった事実をかいつまみ追記します。

目撃証言(被告人の先行車)によれば、後続する被告車両が車間距離を一定に保てず不自然な加減速を伴う危な気な運転をしていた為に被告車両の動静をルームミラー越しに注視していたところ、本件事故を目撃したと言います。
証言によれば、証人が追従している間(証人が被害者を追い越すまでの間)被害者の自転車は道路左側にあるグレーチング(格子状の排水口)付近を通過する際も車道側にはみ出る事は無かったと言います。
被害者に先行する状態になった後も、ルームミラー越しに変わらず被害者が安定した走行を続ける様子が確認できた様です。
その後に証人の不安が的中してしまいます。

【私感】
(被告人の弁によれば)被害自転車のホイールに損傷がなかった様ですので、事故態様は被告人の述べる右転舵後の左転舵で接触したと言うより、単純に真っ直ぐ後ろから追突したものと推測できます。この場合ホイールは強度的に損傷に強く、変形が無くとも不思議ではありません。
ギヤ付近が損壊している事を被告人は指摘していますが、車両が倒れた後に路面と接触した物でしょう。仮に走行中にギヤ付近と被告人車両が接触していれば車輪(と車体)は確実に大きくくの字型に変形していなければなりません。
(審理を全て傍聴できていないので、多分に推測ですご注意下さい)
公安委員会は老人の免許更新制度を更に見直す必要性がある様です。
むしろ、再試験すべきじゃないか。
↓コレで、良いのか?

【求刑】
禁固1年2月

【最終意見陳述】
被告人による愚痴大会と化しています。

例によって、朝霞警察の白紙の用紙に署名を求められたという話を蒸し返しますが、それによってどの様に不利益な証拠を捏造されたのか、全く指摘していません。
更には、「自転車なんだから歩道を走れ」(被告人の滑舌が悪いので前後の文脈が不明瞭でしたが)といった主旨の発言も見られましたから、自転車をきちんと車両として認識していない様です。

被告人は「僕は僕なりにやれることはやった」と述べる一方で、「罪人だからもう仕様が無いんだから」と愚痴る事も忘れません。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ナガヌマエイジの請求明細 | トップ | チートツールに判決(札幌、... »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2016-07-25 19:24:50
浦和駅にて被告人発見 法廷内とは一変 エスカレーターの右側を小走りでかけ上がって行きました
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。