【求刑】すぐに帰ってきた万引き女（久喜市）

平成３０年（わ）第２７９号　

納谷 杏菜　

窃盗

【再犯】
強迫性障害
解離性人格障害
発達障害
摂食障害
双極性障害
などが本件の窃盗の原因だと述べています

前刑裁判では、精神科へ通院し万引きの自助グループに参加するなどして再犯防止に努める旨約束して、懲役１０月の執行猶予３年の判決を受けていましたが、結局約束を守ることなく、あっという間に法廷に再登場です

通院すると、処方される薬の影響で窃盗の衝動が抑えられなくなる
自助グループは被告人より重篤な症状の人達の集まりしか見つからなかった、と弁解しますが、被告人の盗癖はかなり重症だと感じます

更に今回も前刑の被害店舗で再度の犯行です
平成３０年１月１９日に店舗で業務妨害のトラブルを起こして、同店に立ち入らない旨の念書を取り交わした後の２月１０日におにぎりを盗んだ様です
（普通は前刑の被害店舗には近づかないものですが、被告人の精神構造はやはり病的部分がある様です）

【最終意見陳述】
論告、弁論の段階で予定時刻を超過しつつある中で、周囲の迷惑を顧みることなく１０分に迫る長時間の意見陳述大会です（内容はほぼ同じことを何度も繰り返しています）
結局、次の公判予定は２０分押しで開廷しました
この事象からも明らかな様に、被告人は発達障害に見られる特徴を具備していると感じます
詐病で無いのはわかりますが、ネットスーパーとかコープとか再犯しない対応策は幾らでも有ると思うぞ

【求刑】
懲役１年の実刑