パワーポイントの使用

法廷でパワーポイントの使用が目つくようになってきた。
　口頭だけでなく、視覚に訴えることは大変有効だと思う。

パワポの使用ににあたってはトランジションとエフェクトの多用しすぎに注意しなければならないと思っている。
パワポの使い始めの時期に特に多く見られる傾向にあるが、これらの特殊効果は見る側にとってはかなりうっとおしいものであり、場合によっては訴求したい本題を見えにくくする効果も併せ持っており、使用には注意が必要である。

この点において検察の作成するパワポの資料は実に単純な紙芝居形式で構成されている。
その点に関しては見やすいのであるが、背景色の彩度がやや高いなどの点で配色はあまり褒められたものではない（と思う）。
しかしながら、検察の作成するファイルは伝えるということを主眼におくならば及第点以上であると評価できる。