傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

私は刑務所に入る必要は無い by 被告人(久喜)

2015年02月20日 | 刑事事件
平成26年(わ)第1671号 

小平 研司(41) 

道路交通法違反

【概要】
平成26年5月11日、交通違反で停止を求められた被告人車両は高速で逃走、助手席の内妻と運転を代わる様子が警察官によって現認されています。。
立寄先のゲームセンターで妊娠中の内妻が体調不良を訴えた事から、自宅へ帰る途中だったと弁解しますが、そもそも流産を懸念される時期にゲームセンターへ行く理由が分かりません。また、体調不良なら救急車を呼ぶべきだし、ゲームセンターまでの往路の無免許運転を弁解出来ていません。
と、突っ込みどころが満載の被告人です。

被告人は平成23年に酒気帯び運転で運転免許取り消し処分になり、平成25年には無免許運転で懲役10月執行猶予4年の判決を受けていました。
もちろん、先述犯行当時は無免許運転かつ、前刑の執行猶予期間中です。ですから、執行猶予の取り消しによって、10月間は服役すべきところです。

ところが被告人は、前刑の判決時に執行猶予の説明を受けていない(その様な事は有り得ません)ので、分からなかった。判決の内容自体が記憶に無いとまで述べます。
更には前々刑の酒気帯び運転が冤罪である旨の主張も唐突に始めます。
本件発覚の端緒となった違反時にも現場から逃走していないと主張しますし、運転免許が無いと給料の安い仕事しか無い(怒)と言います。

被告人は「私は家族と平和に暮らしているのだから、刑務所に行く必要は無い」と強弁します。
無免許運転、飲酒運転、速度違反(高速度で逃亡しているのだから)など交通三悪全てを網羅している、他者に危害を及ぼす可能性が高く、極めて悪質な運転者は何を言っているのでしょうか。

父親:日本人、母親:ペルー人、出生地:ペルー、日本語:片言、の被告人は言語、執行猶予の意味、規範意識などを然るべき場所で(1年半くらい?)懇切丁寧に説明する事が必要な様です。

【求刑】
懲役10月

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