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達磨大師

2007-11-24 02:36:17 | Weblog
10月5日は達磨忌。全国の禅寺で法要が営まれます。達磨(だるま)大師は禅宗の祖とされる人で、6世紀頃の人です。インドで生まれて中国に渡り崇山少林寺で9年間座禅を組んで悟りに達したといいます(面壁九年)。あまり長い間座禅をしていたために足が腐ってしまったという俗説があのユーモラスなダルマ人形を生んだともいいます。禅の公案の中に、達磨大師が中国に到着した時梁の国の武帝(在位502-549)と交わした会話というのが伝えられています。それによると武帝が「私は今までたくさん寺を僧を育てて来た。これはどのくらいの功徳になっているだろうか」と聞くと達磨大師は「功徳は何もない」と答え、「では仏教における聖なる真理は何か」と聞くと大師は「空っぽで何もない」と答え、更に武帝が「何もないというのなら、お前は何者だ」と聞くと「知らぬ」と答えたといいます。(こういう人物を処刑しなかった武帝の器の大きさに乾杯! 但しこの武帝 は後世の評価としては、仏教に力を入れすぎて財政を破綻させたと言われています。達磨大師はこの国にはいつかず、魏の国の少林寺に行きました)