コロナ前から、行き過ぎたグローバリズムが格差を拡大したとの批判が高まっていた。それが自国第一主義や大
迎合主義(ポピュリズム)を呼び、いずれ経済のブロック化に行き着くとの懸念も強まっていた。
第二次世界大戦は、経済のブロック化、貿易の縮小による各国経済の行き詰まりが一因となったとされる。こうした流れにブレーキをかけられるものがあるとすれば、企業が築き上げたサプライチェーンだろう。
ただし、再編が必要だと日本政府はみており、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策(4月20日閣議決定)では「(日本企業の)生産拠点の国内回帰や多元化を通じた強固なサプライチェーンの構築を強力に支援する」とした。中国依存度を引き下げることが念頭にあるのは明白だ。
しかし、中国を代替できるような経済環境を確保するのは容易ではない。それを踏まえてか、中国新型コロナウイルスは、中国湖北省武漢市から経済的な打撃とともにあっという間に世界に広がった。企業のサプライチェーン(供給網)を基盤に、各国経済の結びつきがかつてないほど強くなっていたためだ。
「行き過ぎたグローバリズム」を見直そうとの機運が高まる中、日本では「中国依存があだになった」との指摘もある。だが、実際問題としてサプライチェーンに中国をとどめておかないと、成長どころか回復もおぼつかないだろう。コロナ後、中国の影響力はさらに増しているかもしれない。(WEB抜粋引用)
(注) サプライチェーン:ある製品が、原料の段階から消費者に至るまでの全過程のつながりのこと。供給網。
中国に始まったコロナ感染に、マスク等々を他国に製作させにるなど他国進出に依存し過ぎて居るため自国で必要な時あたふたするような事態を招くような政策時期は経過したのでは・・・・・
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