地域の文化財を生かして観光振興につなげる文化庁の日本遺産に、大阪府、和歌山県、奈良県の3府県にまたがって女人高野(にょにんこうや)をテーマとした「女性とともに今に息づく女人高野」の認定が確実になった。
「女人高野」は、高野山真言宗総本山の金剛峯寺(こんごうぶじ)(和歌山県高野町)が明治時代の初めまで女人禁制だったころ、入山できない女性の祈りを受け入れた寺院。金剛峯寺・女人堂のほか、空海の母が晩年を過ごした慈尊院(同県九度山町)、室生寺(奈良県宇陀市)、金剛寺(大阪府河内長野市)が知られる。
4市町は昨夏から女人高野を共通ストーリーのテーマに設定し、連携しながら日本遺産への登録を目指してきた。河内長野市は中世に南朝の拠点が置かれた和歌山県内の日本遺産は計7件となった。
女人高野ゆかりの慈尊院(九度山町)は平成16年、世界遺産にも登録されており、今回の日本遺産認定で安念清邦住職(76)は「勲章が2つになった気持ち」と喜んだ。(WEB抜粋引用)
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