約1千種類、40兆個もの腸内細菌がすみついている大腸。それらの腸内細菌の集まり「腸内フローラ」における腸内細菌の種類やバランス、さらに腸内細菌が作り出す様々な代謝物質が、人の健康を左右することが近年の研究で分かってきました。
腸内環境を調べることで、健康指導するビジネスも広がりを見せています。朝日新聞Reライフプロジェクトは「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)のコメンテーターとして知られ、日々の腸活にも熱心な玉川徹さんに、話題の腸内環境検査を体験して貰った。
玉川徹氏
解析を行ったのは腸内デザイン推進企業であるバイオベンチャーの「メタジェン」(山形県鶴岡市)。同社CEOで慶応義塾大学先端生命科学研究所特任教授の福田真嗣さんと、玉川さんが対談しながら検査結果を検討、日々の食生活や生活習慣に生かせる「腸活」のヒントを探りました。
ヨーグルト
腸内フローラを多様化させる方法を紹介。食習慣を変えれば「腸内フローラ」も変わる。ただし、長期的な取り組みが必要。自分にあったヨーグルトを選ぶには、同じヨーグルトを一定期間試すことがよい。マイヨーグルトを選ぶポイントは、同じものを1~2週間食べる。最低でも1日100~150g(1カップ)食べる。結果、便をチェックして、便が黄褐色でバナナの形になっていればよい。また、効果が実感として感じられない場合、他のヨーグルトを試す必要がある。
酢 酸
腸内フローラを決めるのは、食習慣や生活習慣。食習慣の欧米化の影響で、日本人の腸内フローラが変わりつつある。日本人の腸内フローラの特徴(1)は、炭水化物を酢酸という栄養素に変えることができるが、外国人は不要なメタンに変える。特徴(2)は海藻類のぬめり成分を吸収しやすいく、90%以上の人に分解遺伝子があるが、外国人は平均15%。特徴(3)は腸内のDNAが傷つきにくく、病気のリスクが少ない。
ヨーグルト
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