京の花街の一つ、宮川町歌舞会の春の舞踊公演「第67回京おどり」(2〜17日)の前夜祭が1日、京都市東山区の宮川町歌舞練場であった。招待客を前に、芸舞妓たちが春めく舞台で多彩な演目を披露した。
今年の演題は「春爛漫花道行(はるらんまんはなのみちゆき)」。全9景で軽快に変わる舞台を展開した。あでやかな「さくら絵巻」で幕を開け、「狐狸狐狸(こりこり)合戦」ではタヌキとキツネの恋物語をユニークに繰り広げた。「伏見の酒造」では、勇壮な樽(たる)太鼓の演奏を取り入れて酒を造る様子を群舞で表し、「恋船頭」は女船頭の粋でせつない舞が観客を魅了した。フィナーレは恒例の総踊り「宮川音頭」で桜の花散る舞台を華やかに締めくくった。(京都新聞)
桜とともに「京踊り」の艶やか舞台
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます