雨の記号(rain symbol)

BTSからaespaへのバトン？（2022韓国大衆音楽賞）から

K-POP

2022-03-02 22:31:14

「2022韓国大衆音楽賞」 aespa 3冠, BTS「今年の音楽人」受賞

★　韓国大衆音楽賞（キム・チャンナム選定委員長）は、１日にオンライン授賞式を行い、エスパ（写真）に「今年の新人」「今年の歌」「最優秀Ｋ－ＰＯＰ－歌」（以上「Ｎｅｘｔ　Ｌｅｖｅｌ」）部門のトロフィーを授与した。最高の栄誉である「今年のアルバム」部門は、シンガーソングライターのイ・ランの「オオカミが現れた」が受賞した。イ・ランは、「最優秀フォークアルバム」まで受賞し、２冠に輝いた。

　国楽と電子音楽を融合させたデュオ「クラゲ」、ロックバンドの「騒音発光」も、それぞれ２つのトロフィーを受賞した。「Ｂｕｔｔｅｒ」「Ｍｙ　Ｕｎｉｖｅｒｓｅ」などでビルボードのシングルチャートでトップに立ったＢＴＳは、「今年のミュージシャン」に選ばれた。

　功労賞は、１９７０年代に人気を博したグループサウンド・デビルズに授与された。パンデミックで萎縮した音楽界のために、アルバムと公演を企画した韓国ジャズ守備隊とハン・ギョンロクさん（「クライングナット」のメンバー）は、選定委員会の特別賞を共同で受賞した。

★　「第19回韓国大衆音楽賞」授賞式が3月1日に開催。K-POP界から「BTS」と「aespa」などが受賞しました。
　BTSは「今年の音楽人」を受賞。映像を通じて「このような意味のある賞をくださってありがとうございます」「これからも韓国の音楽が世界でもっと知られるように努力したい」と述べました。

★　「aespa」は「今年の歌」と「今年の新人」, 今年新設された「最優秀K-POPソング」の3冠に輝きました。メンバー達は「昨年『Next Level』をたくさんカバーしてくれて『ㄷ』をたくさん真似してくれた方々のおかげでこの賞をもらった。これからももっといい歌を聞かせたい。2022年も頑張って活動したい」と受賞の感想を述べました。

☆総合分野受賞候補　☆ジャンル分野の受賞候補

　最多受賞者は3冠に輝いた「aespa」となった。
　
　「今年のアルバム」部門は、シンガーソングライターのイ・ランの「オオカミが現れた」と「最優秀フォークアルバム」の2冠に輝き、今年の顏と誉れを手にした。

　昨年、「今年の歌」と「最優秀ポップソング」の2つを受賞したBTSは「今年の音楽人」を受賞した。昨年の「Dynamite」に続いて「Butter」が候補に挙がっていたが、「Next Level」に及ばなかったようだ。アメリカの賞でなく国内の賞だから話題性で及ばなかったと思われる。

　新設の「最優秀K-POPレコード部門」ではキム・チョンハが初代受賞者となった。

　BTSは第3世代のトップスターとしてグローバルな活躍を続けてきた。その露払い役で活躍したのはガールズグループのTWICEとBLACKPINKだった。
　その前はBIGBAMGやsuperjuniorらのが世界に出ていく前段階として少女時代やKARAの活躍があった。

　これまで混合リレーのパターンでK-POPはガールズがうねりを作り、その波にボーイズが乗ってK-POPを膨張させてきた。K-POPのファンダムは若い女性たちだ。音楽全般そうだろうがダンス音楽のK-POPはとりわけ女性の比率が高い。いわば、新しい装いのファッションと音楽で女性ファンの目を引き、耳を傾けさせ、市場に引っ張り出すのがガールズの役目、バトンタッチを受けてその先のステージをボーイズが担ってきた。

　aespaには第4世代を担うガールズとしての呼び声が高い。実際、K-POPの老舗、SMエンターが息を吹き返したのはaespaの活躍に負うところも大きい。少女時代やRed Velvetが元気を取り戻したのもaespaの功績が大であろう。

　今年のこの賞はBTSからaespaへの”混合リレー”のバトンなのでは（？）、とガールズ好きの自分は考えてみたりする。
　aespaからそのバトンがどのボーイズに渡るかは、ボーイズにうとい自分には想像もつかないのだが…。