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雨の記号(rain symbol)

再び『朱蒙』を見始める

 GYAOで「朱蒙」の配信が始まり、また見始めた。全80話を超える大作なので、一度見終わった時、もう見ることはあるまいと思っていた。だが、第一話からの配信だし、最初の頃をちょいとつまむつもりで覗いてみた。
 そしたらあっという間にはまってしまった。こんなに密度の濃い話だったか、と感銘を新たにしたのだ。
 全編を見てしまっているので、最初から話の奥深く入っていけたが、随所に楔が打ち込んであり、80話を通し飽きもしなかった理由がわかった気がした。
 むろん忘れてしまったエピソードもある。
 河伯君長の娘柳花(ユファ)がへモスを助けたことで鉄器軍の手で一族が皆殺しになった流れは頭に入っていた。彼女が縄を打たれて玄莵城に馬で引っ立てられていくシーンなどは強烈に目に焼きついていたが、伏線になるところは見落としていたりした。
 鉄器軍の追跡から逃げていたヘモスがヨンタバル商団の一行と出会い、世話になる。その際、河伯族が皆殺しになり、君長の娘がつかまり玄莵城に連れられて行ったことを耳にしたヘモスは、ヨンタバルに自分もそこへ連れて行ってくれと願い出る。彼女を助けたいと思ったからだ。目の前に現れたこの男が鉄器軍から追われるヘモスと見抜いたヨンタバルは快く受け入れる。この男を漢に売り渡そうと思ったからである。その旅のさなか、一人の子が産声をあげる。一行の長、ヨンタバルの娘である。この子が全81話を彩ることになるヒロイン、ソソノであった。
 この場面はあまり気にも留めなかったので、忘れたままでいた。確かずっと話が進んだ中で、ヨンタバルがこの時のことを朱蒙を相手に口にした場面があったかに思ったが、はっきりとは覚えていない。
 クムワ王子(金蛙)も、中終盤の何もしない王のイメージが強かったせいもあって、ユファを敵の手から助けた出来事なども欠落してしまっていた。
 無料で配信が始まったことだし、もう一度最初からしっかり見直してみようと思っているところだ。
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