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インターネットで見た『マイ・プリンセス』



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ソン・スンホン&キム・テヒ、「MBC水木ドラマ残酷史」終わらせられるか?

{ソン・スンホン}と{キム・テヒ}が、MBC水木ドラマ視聴率の残酷史を終わらせそうな勢いだ。
 MBCの新しい水木ドラマ『{マイ・プリンセス}』が、初回放送から2けた台の視聴率を記録して1位を目指している。
 視聴率調査会社AGBニールセン・メディアリサーチの集計によると、5日放送された『マイ・プリンセス』は15.9%の全国視聴率を記録した。
 これは前枠『楽しい我が家』の放送終了時の視聴率、10%より何と5.9ポイントアップした数字。また、今まで前枠ドラマがずっと抜け出せなかった水木ドラマの視聴率最下位からも脱出、1位をめぐって熾烈な視聴率争いを展開している。
 この日、同時間帯で初回が放送された『サイン』(SBS)の第1話は16.1%で、『マイ・プリンセス』とはわずか0.2ポイント差なのでいつでも逆転が可能な状況だ。 何より『マイ・プリンセス』は、MBCの長い間の悩みだった水木ドラマを救ったということにその意味が大きい。
 MBCは2008年『ベートーベン・ウイルス』がヒットした以後、約2年近く大部分の作品が振るわなかった。『美賊イルジメ伝』、『シンデレラマン』、『トリプル』、『No Limit ~地面にヘディング~』、『ヒーロー』、『まだ結婚したい女』、『ロードナンバーワン』、『イタズラなKiss』などが相次いで1けた台の視聴率を記録して視聴者たちから無視された。
 「視聴率保証小切手」と呼ばれたトップスターも、スタープロデューサーも効果がなかった。そのため、「水木ドラマの呪い」という言葉ができたほど。こうした中、トップスターカップルソン・スンホンとキム・テヒの『マイ・プリンセス』が輝かしい功績を立てて気分のいいスタートを知らせた。
 一方この日、同時間帯に放送された『プレジデント』(KBS第2)は8.9%で、1けた台から抜け出すことができなかった。

『マイ・プリンセス』15.9%、さわやかハツラツロマンス+キム・テヒのおとぼけ演技が好評

 トップスターソン・スンホンとキム・テヒ主演のMBCの新水木ドラマ『マイ・プリンセス』が5日ベールを脱いだ。
 『マイ・プリンセス』は、最高の財閥企業の唯一の後継者パク・へヨンとケチな女子大生から一日で王女になったイ・ソルのどたばたラブストーリーを描いたロマンチック・コメディだ。
 5日放送された『マイ・プリンセス』初回では、ぶっきらぼうな財閥御曹司の外交官パク・ヘヨン(ソン・スンホン)とイ・ソル(キム・テヒ)の初めての出会いが描かれた。国賓訪問遂行業務を進行中だったヘヨンは、宮で王女の伝統衣装を着てアルバイトをしていたイ・ソルと初めて出会うが、お互い第一印象はよくなかった。その後二人の縁は続き、イ・ソルはデパートのジュエリーショップでプロポーズのために指輪を買うヘヨンと会う。
 イ・ソルは偶然にヘヨンの思い人が自身が思いをよせる担当教授ナム・ジョンウ(リュ・スヨン)の片思いの相手のユンジュ(パク・イェジン)と同一人物であることを知る。イ・ソルはヘヨンとユンジュが結ばれるよう、ヘヨンのにせ恋人の役をしながら嫉妬心誘発作戦を行う。

 イ・ソルとヘヨン、ジョンウ、ユンジュの4人のラブラインがこれからどんなふうに進行していくのか、視聴者たちの関心を集めた。また、この日の放送ではイ・ソルが皇室の王女であるという事実を暗示して興味深い展開を見せた。
 大統領府では皇室再建案に対する国民投票を実施するという重大事案が発表された。純宗(朝鮮第27代王)の直筆の書が公開され、イ・ソルは「家にあれと全く同じものがある」と話しながら伏線の手がかりを提供した。ドラマの最後にはヘヨンが自身の祖父トンジェ(イ・スンジェ)が探し回っているイ・ソルが、自身が知っているケチな女子大生と同一人物であることを知り、今後の展開に関心が集められている。
 一方この日放送でキム・テヒは今までの知的なイメージを脱いで唐突でハツラツとしたキャラクターに扮し、コミカルに熱演を繰り広げた。ソン・スンホンもカリスマの代わりに肩の力を抜いて、どことなくちょっと抜けた男性主人公を自然に演じた。
 視聴者たちは「キム・テヒとソン・スンホンの演技の息がよく合っていた」、「キム・テヒのコミカル演技とソン・スンホンのちょっとぬけたキャラクターがよく似合う。はやく二人のロマンスを見たい」等、期待を寄せた。

『マイ・プリンセス』17.6%キム・テヒ、涙から下痢までコミカル熱演

 キム・テヒが嗚咽演技からお腹を押さえる下痢演技まで、さまざまな姿で視聴者たちを笑わせた。
 6日放送されたMBCの水木ドラマ『マイ・プリンセス』は、ケチな女子大生のイ・ソル(キム・テヒ)が、本当は大韓民国最後の皇室の王女であるという事実が明らかになりながら、ストーリーが急流に乗った。
 自身が王女であるという事実よりも、父親が死亡したとの便りにさらに驚いたイ・ソルは、ヘヨン(ソン・スンホン)の前でとめどなく涙をこぼして嗚咽した。ヘヨンはイ・ソルが王女であるという事実に驚きを隠せないが、号泣するイ・ソルを抱え込んであたたかい姿を見せたシーン。キム・テヒはマスカラがおちてしまうほど涙でぐちゃぐちゃになって嗚咽する姿で視聴者たちの心をしめつけた。
 キム・テヒの体当たりの演技は続いた。父親死亡の便りで沈鬱(ちんうつ)になっているイ・ソルが行くところがないとヘヨンは自身の家へイ・ソルを連れて行く。
 おいしい食事を接待してイ・ソルをなぐさめている間、ユンジュ(パク・イェジン)がヘヨンの家を突然訪問する。イ・ソルはやむを得ずゲストルームに隠れ、ユンジュに内緒で部屋の中にに隠れていたイ・ソルは、突然腹痛を訴えてトイレに走って行き、ユンジュに自身の存在を見つかってしまう。
 キム・テヒは突然の腹痛に苦しい様子を全身で表現して熱演を繰り広げた。片手でお腹を、もう片手ではお尻を押さえたまま、しかめっ面でトイレに走って行くキム・テヒの姿は、視聴者たちの爆笑を誘った。
 今まで見られなかったちょっと変ったキム・テヒの姿が、愛らしくて身近感を与え、視聴者たちの支持を受けた。視聴者たちは「キム・テヒの姿に思い切り笑った。これからまた、どんな姿を見せてくれるのかとても期待になる」、「泣いて笑うイ・ソル、とても愛らしいキャラクターだ」、「キム・テヒの下痢熱演、とても破格的なコメディだった」等の意見を寄せた。

『マイ・プリンセス』は、大韓民国の皇室が再建されながらグループのすべての財産を社会に還元するというおじいさんの宣言により、これを防ぐためのヘヨンの孤軍奮闘が続く予定だ。また、王女を夢見たイ・ソルとイ・ソルが王女になることを防ぐためのヘヨンのどたばたロマンスが加速化される予定なので、視聴者たちの関心が集まっている。
(エンタメニュースより)

 長々とこのドラマの紹介記事を引用したが、これらの記事を読んでいるうち(と言っても最後の記事はさっき引用した)、居ても立ってもいられない気持ちでMBCのこの番組を昨夜インターネットで覗いてみた。
 ケーブルテレビでこれを見ている人たちもいることだし、ドラマとしてまともに鑑賞することはおそらくできまい、と思っていたら、案の定だった。いや、それ以上にひどい状態だった。
 キム・テヒの出る番組が次になければすぐに「はい、さよなら」となっていただろう。
 しかし、彼女の登場まで僕は我慢した。わけの分からないニュースを我慢して見た(9時からと思っていたが、見知らぬドラマの後にはニュースが延々と流れた)。
 混雑すればそこへ入ることさえおぼつかないと考え、8時20分くらいにはMBCソウルにアクセスして入った。『マイ・プリンセス』は9時に始まるものと思い込んでいたのだ。
 韓国テレビの案内ページからそこをクリックすると立ち上がったのはWindows のMedia Playerだった。
 映し出されてきたのはドラマだった。
「おや? もうやっているのか」
 最初、そう思った。だが、アップで映ってきた男女がソン・スンホンやキム・テヒではない。他の登場人物や場面の雰囲気から、違うドラマをやっているのだと分かってきた。そのうち、このドラマは話がかなり進んでいるらしいと感じてきた。セリフは字幕もないのでさっぱりわからないが、いろいろの男女関係がもつれにもつれている様子である。
 ベッドに横たわっている年配の女性がいる。見舞いに駆けつけている若い男が年配の男に電話をかける。
「見舞いには来ないの?(母親と推測)」
「わしは忙しい。病院に出向いてる暇などない(その女性の夫と推測)」
 そして激しい言い争いになる(すべて推測)。
 字幕があるとけっこう働く想像力も、字幕がないとまるで機能しない。韓国ドラマをたくさん見て、そろそろ韓国語に馴染み出したように感じていたが、大いなる錯覚だったようである。
 見覚えのない俳優たちにくわえ、セリフはわからない、映像も声も2、3秒ごとに切れる有様だから韓国語がきちんとできる人だってあるいは内容の理解が難しいかもしれない。
 結局、別のパソコンでネットサーフィンやりながらの待機と相成った。

 やがて、MBCテレビに接続してもものの五分くらいで待機状態になることがわかってきた。接続して最初のうちは、飛び飛びながら声と映像を届けてくれるのだが、それらはだんだん細切れになってきて、そのうちすべて停止してしまうのだ。
 『マイ・プリンセス』が始まった頃は最悪の状況だった。回線が混雑しだしたのであろう。
 エンタメニュースで書かれている気分を少しでも味わうため、自然消滅した回線を何度も復旧しながら『マイ・プリンセス』に親しんだ。
 案内記事の通り、親しみやすそうなドラマである。ソン・スンホンとキム・テヒがすぐそばにいるような感じは確かにある。
 画面がすぐ切れてしまうから、実際の流れとは異なるかもしれないが、ドラマの流れはゆったり目なのではあるまいか。二人でいる場面が長く感じられるのは意外だった。もう少しテンポよく展開するドラマかと思っていた。
 部屋で二人が映画を見ている場面がある。画面が飛び飛び、声も飛び飛びなのでどんな話がされていたかはむろんわからない。だが、グレゴリ・ペックとヘップバーンの「ローマの休日」がプロジェクターで映し出されていたから、あるいはここで、イ・ソル(キム・テヒ)が大韓民国最後の皇女であることなどがやりとりされていたのだろうか。
 ここのくだりがヘップバーンとイ・ソルをイメージとして重ね合わせようとする演出であったことは確かだ。

 アクセスを繰り返しても半分近くは黒い画面を睨みつけていた。夢にうなされるほどに最悪の画面状態で、キム・テヒの奮闘ぶりを感じ取ることができなかったのは残念だった。
 インターネット映像ではもう見る気もしないが、このドラマをきちんと見る日の待ち遠しさはいよいよ強まった。
 
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