ナヨンについてひとくさり（TWICE)
A word about Nayeon (TWICE)
新曲「Dance The Night Away」に寄せて、“夏の夜に際立つ美しさ”のモデルとなり、モモ、ナヨン、ジョンヨンの3人が個人予告イメージで登場した。
どの3人が登場してもよかったが、とりあえずこの3人を、今回カムバックの枢軸ラインと思うことにしたい。
何度も行きつ戻りつ回って、今またナヨンに戻ってきた。ナヨンのよさは一見、出しゃばっているように見えながら、それがちっとも増殖せず、一定のポジションと大きさを保っているところだ。
彼女の性格やあけっぴろげなキャラがそうさせるのか？
ステージではセンターを預かる部分は多いし、歌でも与えられてるパートは多い。なのでどこかに偉そうで姉御風なところが漂っても不思議はない。TWICEに順列みたいなものがちっとも感じられないのはナヨンのキャラに負うところもあるのではないだろうか。
人の行動にあまりタッチしないように見えながら、ステージ上での彼女の繊細さは群を抜いている。
いつかステージで怪我しそうなモモを助けたのは知られているかもしれない。それだけでなくステージ上の彼女は、自身のパフォーマンスの切れもすばらしいが、ステージ全体の掌握力にも長けたところがある。ステージ上の動きはとてもスムーズでバランス感覚が秀でている。
彼女はステージのさなか、他メンバーの動きまでぜんぶキャッチできてるんじゃないか、と思える時がある。
集中力があるといえばそれまでだが、自分の見せ方を含め、それを客観視している自分を意識できるのはやはり才能であろう。
個的才能でナヨンより優れた者は何人もいるだろう。群のダンスでナヨンほどバランス感覚のいいメンバーはそう多くいない気がするわけである。
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