PSY『江南(カンナム)スタイル』、米国越えヨーロッパ上陸
歌手PSYの6集タイトル曲『江南(カンナム)スタイル』突風がアメリカを越えヨーロッパまで上陸した。
フランスの主な放送会社の1つであるM6の時事番組『7:45』は、最近SPYの『江南(カンナム)スタイル』を紹介した。「PSYのコミカルな踊りが世界で人気を呼んでいる」とし「POPスタージャスティン・ビーバーの所属会社から関心を集めている」と報道した。先立って『江南(カンナム)スタイル』はロサンゼルスタイムズ、CNN、経済専門ウォールストリート、オンラインメディアなど米国言論から関心を受けている。
動画サイトYouTubeで『江南(カンナム)スタイル』ミュージックビデオ照会数は9日現在、2000万件を突破した。SPYは『江南(カンナム)スタイル』ミュージックビデオに出演したグループ4minuteのヒョナとともに作業した続バージョン『兄さんは私のスタイル』をまもなく公開する予定だ。
(K-POPニュースより)
PSYの新曲『江南スタイル』が世界的なヒットを見せている。
この曲はビルボード誌のK-POPチャートで3週連続で1位をキープしている。どれほどの人気ぶりかがうかがえる。
このことはいろんな意味で興味深い。
『江南スタイル』は若手アイドル(美男美女)が歌とダンスで華麗に繰り広げてきたこれまでの対外向けK-POP路線からは明らかに外れている。
外れてはいるが、これまでに創り出したK-POPのスタイルやイメージを巧みに吸収し、活かしたものとなっているのは否定できない。
トロットソング(演歌)ではこのように可笑しさをそそるものがけっこう出回っている。早晩、このような音楽が世界に向けてK-POPのパロディー版として発信されてくるとは思っていた。
まさかこんなに早く出てくるとは思わなかった。しかしだからこそ、世界のK-POPファンを驚かせ、ヒットしているのであろう。
YouTubeにアップされたこの音楽(MV)へのアクセスはすでに3千万回に及ぼうとしている。抱腹絶倒の可笑しさ(導入部→子供の踊りは秀逸)と刺激に満ちた音楽で、コメントが多いのも大きな特徴となっている。
この曲のダンスカバー(パロディー)も多く出回っている。それらを見て感じるのは、ダンスを似せようとするより、MVから迸ってくる滑稽さを再現することに重きをおいて感じられることだ。
こういうところも従来のK-POPソングとは異にしているようである。
この曲は新しいK-POPファンの受け皿になり、このジャンルが大きく広がっていく可能性を感じる。しかし同時に、アイドルグループらの二枚目路線をズタズタに切り裂いていく不安要素も孕んでいるとも言える。
K-POPの器はそれらを包括してひとまわり大きくなるのか。それともここで割れてしまうのか。この音楽の登場で、K-POPはある意味ひとつの転換期を迎えようとしているかもしれない。
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