雨の記号(rain symbol)

「ミスコリア」１、２話から

2015-03-15 13:22:44

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　昨夜、寝床に入って寝付けなかったので見れるドラマをネットで漁り、韓国ドラマ「ミスコリア」第１話を見た。
　ラブコメディーだ。
　ドラマのヒロイン、オ・ジヨンにはイ・ヨニ、ヒーローのキム・ヒョンジュンには「パスター」で人気を出したイ・ソンギュンが扮している。

　始まりは二人とも冴えない境遇に置かれている。
　ハッピーエンドのストーリーを予感させるから，やれやれ、とはならない。
　苦労をどんな風に切り抜け、どんな元気に変えていくかが見所のようだ。それには愛の活力が必要で、二人はどんな出会いをするかと注目していたところ…どうも新たな出会いというのではなさそうである。
　

　キム・ヒョンジュンは化粧品の会社を営んでいるが、どこがいけないのか事業は思うように展開していない。
　信用を失って銀行は相手をしてくれず、街金融に手を出し、仕事場も踏み荒らされるような取立てを食らう現状である。
　一方のオ・ジヨンもデパートのエレベーターガール（専門職でも花形職でもない。ストレスがもっともたまりやすいとされる持ち場のひとつ）として勤務するが、勉強しなかった自分を悔いながら毎日を送っている。
　ある朝、ジヨンは某会社の化粧品を使って寝て肌荒れを起こす。クレームの電話を入れたら応対に出たのはかつて付き合ったキム・ヒョンジュンだった。よくある姓名らしくてジヨンはそのことに気付かない。キム・ヒョンジュンも取り立てに遭ってる最中のことでジヨンに気付く暇もなかった。

　VIVI化粧品を担当する取立屋だったチョン・ソンセンは、金を取れないばかりにボスから首を宣告される。
「退職金はない。取り立てた金の三割をやる」と言われ、VIVI化粧品に張り付くことを決心する。
　キム・ヒョンジュンは成功して目の前に現れたかつてのクラスメートからも相手にされず、信用度０の自分の存在と会社に落ち込む。
　だが、
「ミスコリアを出せばうちの化粧品は売れる」
　とのアイデアが急浮上し、ヒョンジュンは高校の後輩だったオ・ジヨンを思い出す。
　実家は銭湯を経営していてヒョンジュンはよく番台に座らされた。
　ある日、ジヨンが現れ、
「私、誰もいない時、裸になるのがいいの」
　彼女は意味ありげな言葉をヒョンジュンに投げかけて女湯に入っていった。
　ジヨンの長年に渡る豊胸コンプレックスを窺わせるエピソードだが、ヒョンジュンの受けた感情や刺激はむろんそれとは別のものだった。
　

　ある日、ヒョンジュンはジヨンの前に現れ、”ミスコリア”の誘いをかけようとするが、都合のいい時だけやってきた後ろめたさもあり、中途半端な誘いに留まってしまう。

　この時、有名美容室のオーナーであるマ・エリは”ミスコリア”をビジネスの一環、女の自立に位置付けて積極的な人材探しで動いていた。
　ある日、ジュリアナ東京みたいな場所でちらとジヨンの後姿を見かけ、”これぞダイヤモンドの輝き”と彼女の傑出した容姿に感嘆するが、追いかけようとしてすんでのところで邪魔が入り逃してしまう。
　たまたまマ・エリの前に立ちはだかったのはチョン・ソンセンだった。
　

　もどかしさに引っ張られ２話まで一気に見た。ハッピーエンドのドラマだから、主人公たちにとっては苛々や不快な場面が続くが、また出会ってしまったから次に向かって進みだしたのは明るい兆し。
　韓国では視聴率の低かったドラマらしいが、ストーリーの流れはまずまずと言っていいかと思う。