雨の記号(rain symbol)

「ホジュン~伝説の心医~」から

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 やはり、人に聞くより何でもじかに当たって見るべきである。
 「ホジュン~伝説の心医~」の評価もそうだ。
 チョン・グァンリョルの「ホジュン」を見て韓ドラのベストテンに入れたい感動を味わった。
 そのこともあり、キム・ジュヒョク主演で「ホジュン」がリメークされても自分はほとんど関心を持たないでいた。同じストーリーをたどっているならあれ以上の作品にはならないだろうと見ていたからだ。
 しかし…
 

 
 ネットサーフィンしていたらパソコンの様子がおかしくなったので総スキャンをかけた。これを始めると終了するまで1時間以上かかってしまう。
 テレビでも見ながらスキャンが終わるのを気長に待とうとしたがどこも面白いのをやっていない。
 時間をつぶすために時間つぶしみたいな番組など見るに耐えない。
 さてしかし…テレビドラマはどれも途中だし、グルメもニュースも旅もCMも今はお呼びじゃない。
 高校野球の中継には目を留めたが、地元の専大松戸とK-POPガールズApinkが訪問して話題になった岡山学芸館が負けてしまったので高校野球熱はだいぶ冷めてしまっている。
 これも残る関心は早実がどこまで勝ち進むかくらいになってしまっている。
 テレビを消してからケーブルテレビをずいぶん見てないのを思い出した。
 テレビを付けなおしケーブルテレビのリモコンを手にした。
送られてきた8月の番組表は部屋のどこかに消えてしまっている。やっと探し出したら今月も10日以上経ってるのに番組表はビニールで封をされたままである。
 金のムダをしていると思いながら番組表を広げ、チューナーを起動させる。
 
 初回放送の韓国ドラマを探したがどこのケーブル局もやはりというか途中を放送中である。
 いや、ひとつアジアドラマチックTVで「夏の協奏曲」というのが初回放送だった。ジョージ・フー主演とあるが、これはいったいどんなドラマなのか?
 パソコンはメンテナンス中だ。
 パソコンで調べるのをあきらめ、番組表をさらに探すと”ホームドラマチャンネル”がやっている「ホジュン~伝説の心医~」が目に留まった。回はだいぶ進んで19話~20話となっている。たしかこれは1話3~40分くらいのドラマだと思った。
 するとどの辺りを進んでる計算だろう…薬草取りに山に入って妙な男に出会うあたりか…
 しかし、このドラマはずっと前にイ・ビョンフン監督、チョン・グァンリョル主演で放送され、国民的感動を呼び起こしている。
 同じストーリーをたどってのリメークとなると、あのドラマを超えるのは難しいだろう。自分はそう考え、見たい気持ちは起こらなかったのだ。
 ネットのコメントなど見ても辛口のコメントはあっても手放しで褒めるというのはなかったように思う。
 
 それで見るのはやっぱりやめようと思ったのだったが、ぜんぜん使ってないケーブルテレビ、何か見ないと損な気分に陥った。
 だったらストーリーがどのあたりをやってるかを確かめ、しばらく見て受け付けないようならどこか他を見ればよい。そんな気分で見始めたのだった。
 そして20分も見ているとまたまたこの世界にはまりだしている自分がいた。
 まず映像がきれいだ。それは映像技術の成果だろう。しかし、それだけならこの世界に没入していなかった。いくら映像がきれいでもダメなドラマはたくさんある。中身の粗製乱造で今の方がそれは多いかもしれない。
 しかし、キム・ジュヒョクの「ホジュン」は丁寧なつくりで好感が持てる。
 まず、登場している人物たちが隅々の端役まで生き生きして感じられる。主役陣はいうに及ばず、以前の「ホジュン」では背景色に過ぎなかったような人物までが性格や血肉を与えられて明快である。ストーリーだけに流されず、それぞれが自分の性格付けにしっかり挑んでいる。
 だから視聴者は”イ・ダヒは何を考えてる?”などと無駄な憶測はしないですむようだ。




 チョン・グァンリョル主演の「ホジュン」ではイ・ダヒ像がもうひとつつかめなかった。夫に寄せる信頼は感じることができたが、その内側の細目はよく見えなかった。だから時に助けられた恩でホジュンに連れ添ってるように見える時もあった。
 しかし、パク・ウンビンのイ・ダヒは夫に向ける愛情も垣間見ることができる。人物像が生き生きしてる証拠だ。
 パク・ジニのイェジンも寂しい境遇を演じてリアリティがある。これがどのように変節していくのか…ラストの彼女を見るのが楽しみである。

 これは映像技術の進歩だけではないかもしれない。役者の演技水準も格段に発展していると見ることが出来る。
 簡単に言ってしまえばアナログとデジタル時代の差異かもしれないが、この「ホジュン」を見て今という時代を感じるのも悪くないと思った次第だ。
 19話からになってしまったがこの「ホジュン」も最後まで見届けてみようと決めた。



 
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コメント一覧

りんどう
大変為になりました。パク.ジニさん出演の作品 ホジュンが終わったら観たいと思います。
hi8392
こんにちは。ご訪問ありがとうございます。


「宮廷医官」と「伝説の心医」で描かれてるイェジンの性格は、物静かで控えめな女性です。だけど気持ちの芯は強い。そんな役どころでしたね。

 「宮廷医官」に出演したファン・スジョンも、「伝説の心医」のパク・ジニも難役をよくこなしていたと思います。

 それで二人の演技を思い出してみると、都に出る前の田舎時代はファン・スジョンの方が印象を強く残してる気がします。ところが都に出てからは逆な感じですね。パク・ジニの方がなぜか印象を強く残しています。

 どうしてなのか、自分でもよく分かりません。
 「宮廷医官」でファン・スジョンはすごく人気となりましたが、女優として大成はしなかったようです。
 一方、パク・ジニはそれなりに知られた女優です。
 別に人気で二人の演技を分ける気持ちはありませんが、パク・ジニは演技の上手な女優だと思います。彼女はホジュンの師匠であるユ・ウィテの養女として育ちました。ホジュンに出会い、医員として成長していくホジュンの姿に、幼い頃に亡くした父親の姿を重ねていたのは想像に難くありませんが、妻がいると知って彼に対する思いを封印してしまいます(義父のユ・ウィテには知られていましたけれど…)。

 
 ユ・ウィテのもとで腕をあげたホジュンは、ユ・ウィテの許しを得て医官の試験に受かります。イェジンを慕うユ・ドジはひと足早く医官となり、都に出て行ってましたね。死期を悟ったユ・ウィテはイェジンに息子(ユ・ドジ)の面倒を見てやってくれと頼まれます(ホジュンのことをいくら好きでも妻を持つ男とは結ばれないと言われて)。

 それを遺言と受け止めてイェジンもユ・ドジ(気持ちはホジュンでしたが)を追って都に出ていくわけです。
  
 都に出てからのイェジン(パク・ジニ)はそこそこよかった気がします。もともとの控えめの気性も、ユ・ドジが結婚してるのを知ってからのイェジンは微妙に変わりましたね。表面的に一貫して変わってないように見えるんだけど、どことなく変わっていましたね。物静かで控えめな点は変わらなくとも何となく元気も感じられて…。都に出てからのイェジンも女としてきれいなせいで色々と困難には見舞われるんですけどね…。はっきり変わっちゃいけないところを彼女は上手く演じていたように思います。

 もともとパク・ジニは身振り手振りや表情の豊かさで勝負する女優ではないですし…。どっちかというと日本の女優のように、動よりは静の演技を得意としてますよね。笑みだって豪快に笑うよりは表情すくなく笑うのを得意としてますね。

 ファン・スジョンに関しては、出演作品の「宮廷医官」以外見ていないので何とも言えませんけれども…。
りんどう
こんばんは
宮廷医官は、「1000日往復の罰」の回しか観てないのでどうなんかわかりませんが、心医は、確かに人物を詳しく描いてる
ような。 単に長い話なので性格まで細かく描かれてるのかなと。そんなことはないのですね。
イェジンは、ジュンが医院に来た時から気になってたようでした。何か感じるものが有ったのかな。 ホ先生と同じ空の下にいるだけで幸せ」とは何ともいじらしい。ダヒより、先に出会ってたらどうなってたんでしょね。 気になるのは、表情が乏しいのはなぜなのかそういう設定なのか、パク.ジニさんがあんまり…なのか。
ダヒは、どんなことがあろうと夫を信じる ジュンを追いかけてきて両班の身分捨てちゃってるし。こちらもステキな女性です。ハマンにいろいろ余計なこと言われてたけど。
ハマン役のキョンミリさんは、イサンの母役してた~~
こういう役もするんだと驚きでした。

私は、オグンが好きです。ジュンに腹を立てることも有りますが、お祝いに服をプレゼントしたり、イェジンさんのことでジュンの苦しみを聞いてあげたりで、アニキだなぁと。 ホンチュンと上手くいくといいですが。 

ウィテ先生 サムジョク大師 アン先生 3人も師匠がいてくれてジュンは幸せですな。
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