
『TPP亡国論』を上梓した中野剛志助教が、震災後の復興を語る(朝日ニュースター/聞き手 宮崎哲弥氏)。
危機になると海外から人や物を入れようとしても、人はみんな逃げてしまう(外国人労働者は逃げてしまった・・・)。日本に踏みとどまって再建をしなければいけないのに、TPP賛成の人たちは、国内はダメになったから、外に打って出ようという発想になる。それは東北を見捨てることになる。
こういう時期だからこそ、TPP反対を政府は明言して、復興に希望を持たせるべき。復興の問題とTPPは、無理に結び付けるものではなく、一つの問題。
いざという時の保険。非効率的と言われているものが、食料の在庫、無駄と言われた道路などが、今回の震災で役に立っている。ガチガチの効率化を追求すると、対処できない・・・
中野氏の切れ味の鋭さと宮崎氏の引き出しに驚く。原子力の問題に関しては、耐震性や津波など、コストをかけていきつつも、維持していくという立ち位置。確かに高レベル廃棄物はすでに出ているわけで、“廃炉にするより、技術で乗り越えていくべき”という堀江貴文氏と、その点では一致している。必見!
