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以前にも記事にしたことあったけど、僕の生まれは、新潟県上越市の旧高田市。昨日親父のことを、書いたらついつい当時のことを思い出してしまってね。回想に浸るなんて、トシかなぁ
住んでいたのは、南高田駅近くの県営アパート。歩いて10分余りの南本町小学校に通い、買い物は、さらに5分余りの場所にあるローカルスーパー、イチコ。週に三度は、市内で開かれてる朝市は、それはそれは盛況で。人の波で溢れててね。
親父は、これまた歩いて10分の建設省の地方事務所に通勤してて、定時出勤の定時帰宅。趣味は野球観戦と囲碁番組。面白いことに、親父って、テレビの音声を消して、ラジオ中継に耳を傾けるんだよ。
そして、毎日ワンカップを買ってきて、晩酌。時代劇も大好きで、水戸黄門に銭形平次に大岡越前・・・何でも見ててさぁ。
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日曜日は昼から、囲碁番組を2時間。2時から、大江戸捜査網を観るのが日課。日曜の午後、気だるい気分で寝てる時に、チャンバラがうるさくて、嫌だったんだけど、そのうちに一緒に観るようになったんだ。
主役が杉良太郎や、里見孝太郎が勤めてる頃が最高潮だったかな。もちろん、時代劇だからワンパターン。隠密同心が敵地に乗り込む時には、“隠密同心心得之条”ってナレーションが入って、「死して屍拾う者なし」で終わり、立ち回りの前に、一人づつが名乗りを上げる。
70年代が全盛期の時代劇だから、知ってる人いるかなぁ。
書いてて、その頃の思い出がいろいろ走馬灯のように蘇ってくる。高田も桜で賑わう時期を除けば、市内はドーナツ化現象でシャッター街。朝市も半分くらいに減って、昔日の面影はもうない。高度成長の最後が、僕にとって高田の記憶の鮮明な時期。
それだけに、良い思い出がたくさん詰まってる。高田にいたこの時期は僕にとっての黄金時代さ。
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