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昨日買った『A級戦犯』を読了。同じ著者の『知りすぎた、私』(東邦出版)の続編だけれども、「暴露本ではない」とはいうものの、ユークスによる新日プロの子会社化は、巷間言われるような敵対的買収に対するホワイトナイトなどというキレイ事ではなく、大株主である猪木が事業の資金繰りに窮し、持ち株を売却して資金調達しようとしていたのを、ビジネスで関係の深かったユークスに新日プロが泣きついて買い取ってもらったというのが真相であると書く。こう明言したのは、本書が初めてじゃないだろうか。読めば読むほど、こりゃ新日プロはダメだ・・・って絶望的な気分になるよねぇ。
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ま、プロレスの世界なんて、ビジネスとしてのエンタメという発想から一番遠い<個人商店>だから、コンサルタントやってる著者からすれば、批判するところなんていくらでもあるだろうね。
続いて日垣隆『知的ストレッチ入門』(大和書房)を読んでるところ。「とりわけ、35歳以上でブログを始めて嬉々としている方々は、小遣いの多くを本代に費やしてしまい書物の置き場所に困っている人々に違いありません」(P.143)はいはい、そうですよ。っていうか、日垣さん、あなたのメルマガの読者にそういう人種が多くいるじゃありませんか。年会費1万円も有料メルマガに払うんだからさ。
ええと、ご指摘の通り、本の置き場所に困ってるので、眠い目をこすって今、処分する本のピックアップやってます。本の選り分けやってると、読めてない本が次から次へと出てきて積読の山にうんざりだわ。それでも本を買っちゃうんだけど。