新聞広告で見つけアマゾンで買おうと思ってたパトリック・マシアス『オタク・イン・USA』(太田出版)が帰りに寄った平安堂川中島店で見つかり、思わずレジへ。今はまともに分厚い本を読む気力が湧かんのよ。本当なら『逝きし世の面影』とか、『<民主>と<愛国>』とかさ、大部の歴史モノを読みたいところなんだけどね、今読めんのは、サブカルが精一杯だわ。
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ついでに前新日本プロレス社長の草間政一氏の『A級戦犯』(宝島社)に日垣隆『知的ストレッチ入門』と3冊まとめ買い。
ベストセラーとは「誰も買わない本である」「数十万人単位の誤解に基づいた消費行動」とか言われるけど、要は周囲の誰も買わない本だね。 僕も買うことは買うけど、いくら立ち読みしても買う気になれないのが、『バカの壁』、『国家の品格』とか最近じゃ『美しい国へ』。恥ずかしいよ、レジに持ってくのが。牛乳有害説の文脈で紹介した『病気にならない生き方』もそう。食の損得感情●話半分に読む「病気にならない生き方」を読むと、この本、まるっきりトンデモってわけじゃなさそう。ま、伝統的な日本食を理想的なものとみなすなんてのは、それはそれで妥当な(ある面理想にしたい)食生活と僕も思うんだけど、そういう自分の理想とする生活を正当化するために“誇張や脅し”を本の中にちりばめるという手法をやってるんだね、この筆者は。それは同じようにベストセラーになった『食品の裏側』にも共通すること。それをやらなきゃ、真っ当な食育の本として流通したはずなのに。