KUNIの気まぐれLOCAL BLOG

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Lady in Autumn...

2006-11-24 06:21:51 | Kuniの音楽三昧
僕は、Billie Holidayが好きでね・・・
一時期、酒を飲みながら、毎夜のように-Lady Day-(彼女のニックネーム)を聴いていた、
Billie Holidayと言えば、一般的には、人種的なプロテスト・ソングとでも言おうか?
「Strange Fruit(奇妙な果実)」が知られている、実際に南部の農場であった、白人による
黒人へのリンチ事件を題材にした歌だ、決して明るい、言わばスィングする様な、白人受けする
内容じゃない...。彼女が歌うと、何とも表現できない、「魂」を感じられるのだ、
そのくらい彼女の歌には、訴えかける迫力を感じられる・・・

ただね、彼女の歌の魅力は、-その歌-だけじゃないんだよ。
彼女の全てのアルバムや音源を聴いたわけではないが、
僕の持っている何枚かのアルバムの中で個人的に、好きなアルバム
        「Lady in Autumn: The Best of the Verve Years
46年から59年までの-VERVE-時代の、いわばベスト盤ですわ~
この2枚組み(全35曲)には、彼女の素晴らしさが詰め込まれていると、言っても過言じゃない
あくまでも主観的だけどね・・・
特に冒頭の「Body And Soul」46年のライブ・バージョンは、心の中に、じんわりと染込んで
くるのだ、この曲、Jazzスタンダードな曲で、多くの歌手がカバーしているが、
-Lady Day-のこのライブ・バージョンに、まさるカバーは聴いた事がないな・・・

私生活では、波乱万丈だった彼女、薬、男、酒、、、に、-身も心も-蝕まれながらも、
ひとたびステージにあがると、まさしく-Lady Day-に変わるのだ、
白いくちなしの花を髪に付け、歌う様が瞼に浮かんでくるのである・・・

このアルバム、年代をおって収録されているので、彼女の声が、年を追うごとに、
どんどんハスキーになっていくのも感じられる・・・
58年ライブ録音の「Lover Man」これも堪らない、ここまで歌えるシンガーは居るだろうか?
さほどJazzシンガーの事も知らない僕が言うのもなんだが、今までに出会った事ないねぇ。

残念ながら、彼女は、59年7月17日、帰らぬ人となる44歳の若さでね・・・

今宵、久々に、このアルバムを聴きながら、酒を飲んでます、
本当に、いいアルバムです、酒が効くねぇ、酔いがよく廻ってくるよ・・・

    -Lady Day-に乾杯!

            
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