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記録・雑感

生きる

2008年01月14日 | 行動記録
「生きる」とは? 
73年生きてきて、何を今更!とも思う。
以前は、将来に希望をもって、一生懸命,
暮らしていた。今は、1年先に自分が生きて
いるかどうか分からない。
「死ぬ」とは!
親しい人が死んで行く。けど、みんな、直前まで、ごく当たり前のように、
ふつうに、日々を過ごしている。
あるとき、突然、あしが立たなくなり、
歩けなくなり、どうしようもなく、病院に担ぎこまれる。
しかし、自分が死ぬなどとは思っていないようだ。
肉体的に苦痛な時間を過ごす。
やがて食べられなくなる。眠りに落入り、
意識を失う。
考えてみると、死が近づいていても、特別な事ではなく、
ごく普通のことを、いつものように繰り返しているだけだ。
「生きる」「死ぬ」など、時には考える事はあっても、
四六時中考えていいる訳ではない。
食事をし、風呂に入り、買い物に行き、テレビを見、
ニュースや天気予報をのぞき、ドラマを楽しみ、
音楽を聴き、掃除や洗濯をしている。
つまり、入院し、最後の息を引き取るまで、あまり変わった様子はない。
人によるのかもしれないけど、私の身近なひと、親しい人、みんな同じだった。
(少数だけど、ドラマチックに、充実した日々を送っているのだと
おもいこんでいる人もいるにはいたが。)
殆どの人は、生きていると、悲しい事、つらい事、楽しい事、いろいろな事が
次ぎ次ぎに起こる。殆ど悲しい事、嫌な事、腹が立つような事が多いが
わびしさに耐え、空しさに耐え、身近かな人、愛する人のため、世のため、人のため、
死ぬ時が来るまで、何もかも受け入れて、生きて行く。淡々と生き、淡々と死んで行く。
生まれる時が来たので生まれ、死ぬときが来たので死ぬ。
道ばたの雑草も、野に咲く花も、コスモスも、セイタカアワダチ草も
桜も紅葉も皆同じだ。
何かの原因があって、魚に生まれて来る。鳥に生まれて来る。
猫に生まれ、ミミズに生まれ、蝉に生まれる。石ころに生まれ、土にうまれ、
雨になり風になり、雲になる。雪になり、氷になる。
バクテリアに生まれ、ウイルスに生まれる。人間に生まれる。
生物も無生物も、動物も植物も、人間も獣も生まれたくて生まれる訳ではない。
死にたくて死ぬ訳ではない。事故で死ぬ人も、戦争で死ぬ人も、病気で死ぬ人も、
自殺して死ぬ人も、死にたいからではなくて、死ぬ時が来たから死ぬのだ。
人は生まれたら、その瞬間から生きているが、刻々と死んでいるのだとも言える。
ああ、私は何が言いたいのか? 何も分からない! 
今日はこのぐらいにして、また、いつか考えよう。(2008/01/14)

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