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記録・雑感

世界平和

2007年08月29日 | 行動記録
『あなたの最大関心事は何か』と問われてなんと答えよう。ほんとに困った。新聞を読んでも、テレビを見ても気分が暗くなる犯罪のオンパレード。我が国は、小泉政権以後、貧富の差が格段に広がった。安倍政権は、無能で、相変わらず、民意とは逆の
方向にひた走るだけだ。多分、衰退、消滅の運命にあるブッシュ政権と運命をともにするだろう。アフガニスタンやイラクで殺戮を続けるブッシュ政権との同盟を強化するのは歴史の流れに逆行するということなのだ。ブッシュ政権はグローバリズムを、むき出しの軍事力でおしすすめ、全世界で激しい抵抗に遭遇している。早晩、にっちもさっちも行かなくなる運命にある。グローバリズムがなにをもたらすか、それは全世界において、人々を、ほんの僅かな富裕層と大多数の貧困層に分けてしまうと多くの国や地域の人々が気づいているのだ。反米の嵐が吹き始めているのだ。イスラム世界、中南米、でなにが起こっているのか、目を見開き、耳をそばだてて、真実を見抜くことだ。
 先の参議院選挙で野党が過半数を制した。喜んでいる人が、我が周辺にも多い。政権交代への第一歩を踏み出したという理由だ。だが、次ぎの衆議院選挙、総選挙で野党が過半数を獲得したとしても、それはせいぜい2歩目をふむに過ぎない。今はそれでよしとしよう。だが、野党第一党の民主党は、いろいろな点で、曖昧だ。特に『世界平和』実現のための道筋がはっきりしない。
 民主党は自衛隊の存在を肯定している。自衛隊ははっきりした憲法違反である事は明白である。歴代内閣の無理矢理な憲法解釈によって存在しているに過ぎない。戦力を保持している軍隊など存在して良いという条文は憲法の何処にもない。
 自衛権はあるというが、それは当たり前のことである。だが、我が国は自衛の為に軍隊ー戦力をもつことはしないと全世界に宣言しているのだ。侵略戦争であれ、防衛戦争であれ、戦力を持って戦うという事は、戦争をするという決定権を持たない、一般の民衆が、生命、財産、人間としての基本的な生存権を失う事だ。自国民であれ、他国民であれ、 人間の生存権を奪う事は21世紀の人間はもう、絶対してはならないことである。戦力を持った自衛隊は解体すべきである。軍隊を断固として解体する事によってはじめて、世界の平和を願う人達と連帯、共生が可能になるのだ。 しかし、自衛隊は半世紀に亘って、強化され、育てられてきた巨大な組織である。自衛隊を解体するには深い叡智とかなりな時間が必要となるであろう。自衛隊員がその能力を発揮し、民間人として安心して生活出来る環境を整えることが急務である。
 もっともっと考えなくてはならない。いろいろな智恵をあつめる必要がある。
 先ず第一歩は、今、日本で、特に、政治権力を維持、強化、あるいは奪取しようとしている人々の主張している事が、本当に人々が安心して暮らせる方向につながるのか、それとも、一握りの大企業や富裕層をますます肥え太らせる方向につながるのか、見きわめることである。とりわけ、働いても、働いても暮らしが楽にならない人びと、働く意志があっても、働ける状況に無い人、職が見つからない人、などなど、多くの人々が犯罪に走ったり、自殺をしたりしないですむ方向の主張なのかを、明らかにする事である。
 私は、全自民党員や民主党員、殆どの国会議員が、戦争をしたがっているとは決して思っていない。世界平和への本当の道筋を真剣に話し合うべきだ。他民族を殺戮しても、それは、結局、自国民が悲惨な状況に追い込まれることになるのだ。現実も、歴史もそれを証明しているではないか。
 軍事、教育、農業、医療、低所得者の生活を、結果として、政治がどの方向に向けようとしているのか、を常に検証すべきである。

 

 


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