2月17日(月)午後5時より、本校の視聴覚室にて3月に実施される英国語学研修に向けて、中村公郷奨学金授与式および第2回生徒・保護者オリエンテーションが行われました。中村公郷奨学金授与式では、所用で出席なさらなかった中村公郷奨学会顧問の中村一雄様に代わって、本校校長より生徒一人一人に奨学金が授与されました。また、留学経験者である中村様のお孫様より英語学習や国際交流についてのアドバイスをメッセージとしていただきました。
中村公郷奨学会は、将来の国際人を育てたいという中村公郷氏の御遺志をついで、御子息の中村一雄氏によって、平成2年に設立されました。中村公郷(まささと)氏は、大正11年3月旧制日川中学(第18回生)の卒業で、大正14年4月より昭和14年3月まで母校旧制日川中学にて教鞭をとり、戦後は県内の公立高校で教えられました。中村一雄氏も昭和28年に本校に入学され、転居を余儀なくされるまでの1年間は本校で学ばれました。
平成6年からは英国語学研修に参加する生徒全員に奨学金が授与されています。本年度も奨学金が20名に授与され、英国研修生として奨学金を頂いた生徒の総数は606名となりました。
英国語学研修参加者・保護者オリエンテーションでは、様々な説明とともに、一昨年度の参加者である3年2組の青木愛夏から体験発表があり、多くの参加者が耳を傾けていました。
さらに、本校の国際交流に長年貢献された中澤薫先生からいただいた「干支のちぎり絵」が英国語学研修参加者全員に渡されました。毎年、参加者から、ホストファミリーと干支や日本文化について話がはずんだとの声が多く聞かれます。