日本ダービー2024
◎レガレイラ
○ジャスティンミラノ
▲アーバンシック
△シンエンペラー
☆ショウナンラプンタ、シュガークン、エコロヴァルツ
一年ぶりのブログです。普段はTwitter(新X)ばかりですが日本ダービーくらいちゃんと予想の記録を残しておきたいと思います。タイトルは5/24に公開されたウマ娘劇場版のタイトルより拝借。それにふさわしい内容だと思います。
一年前のダービー予想では、「大きな変換点がやってきたと思う。」と書きました。その理由は、サンデーサイレンス第3世代(サンデーのひ孫世代)のダービー馬が生まれる可能性があったからでした。詳しくは下記エントリより。
・日本ダービー2023予想 〜サンデー第3世代の鉄板配合〜
https://blog.goo.ne.jp/himaruya_furlong
その結果は、1着がタスティエーラ(父非サンデー系)、2着がソールオリエンス(サンデー第3世代で母欧)で、3着がハーツコンチェルト(サンデー第2世代で母米)でした。去年は転換点ではなく、まだ過渡期だったんだなと思っています。つまり、今年2024年は、ついに変革の年となるのか、はたまた未だ過渡期の最中なのかが、日本競馬の大きな流れ、日本競馬の血統史として大事な年だということです。
実際、サンデー第2世代の馬はエコロヴァルツのみ。1~4番人気が父キズナ・スワーブリチャード2頭ずつとサンデー第3世代が占め、ついに新時代の扉が開かれる時が来たかと感慨深いです。そしてそれに待ったをかけるのがシンエンペラー。全兄に凱旋門賞馬ソットサスという、非サンデーどころかthe欧州馬がダービーに駒を進めてきた。間違いなく役者は揃った。
過渡期についてはもう1つ興味深い事実が。サンデー第1世代から第2世代の過渡期、つまりディープインパクトからディープスカイまでの4年間は、ディープインパクト(武豊)→メイショウサムソン(父ノーザンダンサー系)→ウオッカ(父ロベルト系、牝馬)→ディープスカイ(父アグネスタキオン)と続いた。
そして今、サンデー第2世代から第3世代の過渡期は、ドウデュース(武豊)→タスティエーラ(父ノーザンダンサー系)とここまで不思議と相関があるように思える。そうなると今年は父ロベルト系のビザンチンドリーム、ダノンザテイル、ダノンエアズロック、もしくは牝馬のレガレイラか?
また、レガレイラ、アーバンシック、ジューンテイク、ビザンチンドリームが優勝した場合、2020年のデアリングタクト牝馬三冠から遅れること4年、『サンデーサイレンスクロスの初めての日本ダービー馬』が生まれることになります。
参考)第80回桜花賞回顧~こんな桜花賞を、来年も再来年も見たいじゃないですか
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/04d4c16a84b8b0a1b96c683c2a543859
<St.SimonやDominoやNearcoやNorthern DancerやSadler's Wellsといった大種牡馬のインブリードが失敗に終わったなんてことは、サラブレッドの歴史上一度もないわけでね。もちろんサンデーサイレンスもそれに比肩する大種牡馬ですから、そろそろサンデーサイレンス4×3ぐらいがダービーやオークスを勝つ時期に差しかかっているのは間違いない>(18/3/9)
<Northern Dancer3×3のフサイチコンコルドがダービーを勝ったのは1996年、ノーザンダンサーが生まれてから35年後のことでした。サンデーサイレンスは1986年生まれ、35足したら2021年ですか、その頃にはサンデーサイレンス3×4ぐらいがクラシックを勝っているでしょう>(初出はサラブレ?)
【予想】
◎レガレイラ
父スワーヴリチャード(母父米国系)のサンデー第3世代で母欧州系、サンデークロス、過渡期の歴史。新時代への橋渡しはウォッカ以来17年ぶりの牝馬のダービー馬がふさわしいだろう。ルメールの芝2000m以上G1馬券内は2023年から継続中で、唯一の例外は昨年のダービー競走中止(スキルヴィング)。同じく木村厩舎の馬でリベンジを果たしたいところ。
ちなみにルメールが母系にRivermanをもつ牝馬に騎乗したときのG1成績は(3,2,1,1)と圧倒的で、溜めてキレるフレンチの達人によく似合う。本馬は父系にRivermanを持っている。
▲アーバンシックはレガレイラと完全に同血のいとこですが、牡馬であるところが若干のキレの違い。それでも皐月賞のあの感じの差しはダービーでよく来るやつでした。
○ジャスティンミラノはまあとりわけ説明不要。この馬も父キズナ(母父米国系)のサンデー第3世代の母欧州。スローもハイペースも無難にこなして無敗1冠。ライトバックと酷似した血統で東京2400mで溜めてキレる馬だと思う。相当に強い。ただ、特に初めてのダービー制覇を狙うならば外枠でも前に出していくべき。スマートに差すのではなく、がむしゃらに勝利を掴みに行く。それを1番人気を背負った戸崎に出来るかどうか、そこだけ。
馬主がノーザン出禁になってABC包囲網を敷かれる可能性は無くもないけれど、馬は悪くないのでね。良いレースを期待したい。
△シンエンペラーはホープフルSから結構買っていて、ゴリゴリ欧州血統なのに日本の馬場に適応していて、過渡期の最後の日本ダービー馬として丁度良い気もしています。流石はサイバーエージェント藤田社長、持ってる。
☆シュガークンはドゥラメンテ、ショウナンラプンタはTLでやたら話題になっており、また欧州寄りの血統が増えているならば、2400m経験は活きるとしてヒモ候補。
☆エコロヴァルツはオリオール魂の持ち主で大外枠はプラス。皐月上がり最速実績でありこのオッズならワンチャン。大外一気でどこまで。
消3人気のシックスペンスはサンデー第3世代ながら母米であり母欧の鉄板配合ではないので2400mは厳しく、むしろダートで輝くのではないかと思う。(ショウナンラプンタもそうなんですが2400m実績で取捨しました)
消コスモキュランダも同様にアルアイン産駒でかつ母米血が濃いので距離2000m、コースも小回りが向いているでしょう。
今年も現地観戦します。それでは競馬の祭典、良いダービーを。
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