P＝Pre
M＝menstrual
S＝Syndrome
で、日本語では「月経前症候群」と言います。
私が中学、高校生の時は保健体育の教科書には載っていなかったと思うのですが、
最近はどうなのでしょう？
性教育も進んでいるといいますが、教えられているのでしょうか？
月経前症候群とはどんなものかというと、
Yahooヘルスケアによると、
『月経前に周期的に現れ、身体症状としてはむくみや腹部の膨満感ぼうまんかん、乳房の緊満感きんまんかんなどの水分貯留症状のほか、頭痛、腹痛、腰痛などの疼痛症状、食欲不振、めまい、倦怠感けんたいかんなどの自律神経症状、情緒不安定、抑うつ、不安、睡眠障害などの神経症状があります。』
という感じで、
ひまわり先生の場合、月によって変わりますが、だいたい上記の症状すべて出現します。
若い頃はPMSという言葉を知らなかったので、
お腹が痛いと言って内科を受診するも、
「異常ありません」と言われ、不安になったり、
自分で調べてPMSかも！って気がつき産婦人科に行ってみるも、
「お腹が痛いならロキソニン、めまいには漢方薬、情緒が不安定なら抗うつ剤」
といった感じの対症療法を提案されるだけで、
根本治療にはならないので、結局毎月憂鬱になるんだよな～という、
いろいろを経て今に至るのですが、
テレビで薬局で買える治療薬が出たというＣＭをみたので、
買ってみました。
市販薬だから気休めかもしれないけれど、
効いたら嬉しいなあ～。
で、それに伴って、ネットでいろいろ検索してみたのですが、
世の中にPMSで悩んでいる人はすご～くたくさんいることがわまりまして。
そして、彼女や奥さんがPMSで、悩まされている男性も多い。
だって、月の半分は体調不良ですし、涙もろくなったり、怒りっぽくなったり、
程度の差はあるにしよ、本当に大変なんですよ。
だったら、人口の半分は女性なんだし、もう少し世間的な認知があっても良さそうなものなのに、
あんまりちゃんと病気として認定されていないような気がするのは気のせいなんだろうか？
疑問に思ったので、知り合いの医者の卵さんに聞いてみたら、
原因がはっきりせず、明らかな病巣があるわけじゃないので、
治療と言っても今の医療ではやはり対症療法か漢方がメインで、
根本治療はまだ確立されていないんだそう。
私が調べた限りでは、東京に血液検査をして根本治療をしますよってところがあったけれど、
それはまだ医学界ではメジャーじゃない考え方なんだって。
別に死に至る病じゃないけれど、
確実にQOL（生活の質）は低下させる病なんだから、
もう少し積極的に研究されてもいいような気がするのにな～・・・。
そして、教育の現場でももう少し広めてもいいんじゃないかな。
多分、子どもたちは「なんとなく今日はお母さん機嫌悪いな。」とか、
肌で感じてたりするんだろうけれど、
「女性には周期的に機嫌が悪い時期がやってくる。」
ってことを知っていたら、なんというか、
お互いラクになれることもあるんじゃないかと。
私も、塾がもっと少人数で「ひまわり女学院」なんて呼ばれるくらい女子率が高かった頃は、
「先生、今プレお腹イタなの～。機嫌が悪くても許して～！」
って公言してたりしたんだけど、
言っておくことで、子どもたちも不用にイライラさせないよう気を付けてくれるし、
ちょっとしたことで、「きーーーー！」って怒っちゃっても、
「ハイハイ、今先生機嫌が悪いから仕方ないね」って大目にみてくれた。
言ってなかったら、「こんなことで怒るなんて、ヒステリーな先生だ！」って子どもも気分悪くなってたろうし、
傷ついてしまっていたかもしれないって思う。
もちろん、自覚することで、「きーーーーー！」ってなりにくくはなるんだけれど、
やっぱり普段よりは些細なことでキレやすくなるのでね。
そう、だから先生やお母さんにそういう時期があるんだよってことを知ってほしいってのもあるし、
女子はいずれ自分の気持ちにコントロールができない時期が来ても、
「お、これか！？」って思って欲しいし、
男子にも彼女が些細なことで泣いている時はこういう時だって思えば、
深刻にオロオロしなくて済むと思うのよ。
最近、塾には男子も多いし、
人数も増えてちょっと塾っぽいから遠慮してたんだけど、
PMSへの理解普及委員会を勝手に立ち上げて、
ウチの生徒ちゃんたちから教育していこう、
なんて思い立ったひまわり先生でした。
はあ～～～、
でも、誰かマジで根本治療法確立して。
人間はタイヘンですね。
