夫婦の縁は、あらかじめ決まっているように思えます。
出会いはたくさんあるのでしょうが、「ビビッ」と感じて結婚したということをよく耳にしますね。
この世に生まれてきたときに、過去に生きてきた記憶は、すべて消されていますから、本当はわからないはずなのですが、魂に刻まれた記憶は、なんだか覚えているようです。
私も初めて人に会った時に「どこかで出会ったような気がする」という感覚を覚えるときがあります。
しかし、この記憶、悪縁の場合もあり、見極めることが難しいですね。
結婚というのは、見えない世界の釣り合いがあります。
片方の家の善徳が100なら相手の家の善徳も100。
片方の家の悪徳が200なら相手の家の悪徳も200。
自分も相手も同じなのです。
共に夫婦になって徳を積んでいきましょうということなのです。
一人で背負うのは、難しくても、二人一緒でなら早く消していけるという事です。
ところが、最近は、相手の全てを背負えないという人が増えています。
お見合いをしただけで相手の背後がわかってしまってできないというのです。
結婚はただ一緒に暮らすというだけではありません。
奇しくも蒼井優さんが「支えます」という言葉がありましたが、
支えることが必要です。
相手の分までという思いが、見えない世界を動かして家族を幸せに導いてくれます。
「相手の分を背負う」この話をして想いを持っただけで、奥さんが優しくなったという報告も寄せられました。
私は、息子に奧さんと話をする機会を持つように言っています。相談したり、考え方を一緒に話してともにのぼるようにして欲しいのですが、残念ながらそこまでは到達していません。何かを話して喧嘩になってしまうと、家にいたくなくなるからというのです。
わかり合う、考えを共有するのが、家族も会社も大事です。