職人のつぶやき

HIROガラス工房主宰丹野のプログ。
毎日のガラス制作状況、展示販売放浪の旅などのおもしろおかしなお話が満載!!

ゲゲゲの女房は面白いぞ!!

2010-08-01 22:03:24 | Weblog
ただいま、府中伊勢丹の食器売り場で展示中でございます。ただいま伊勢丹ロード2週目でちょっと疲れがでてきました。
さて、今週の8階催事場の催事は「九州物産展」を行っております。
よって、九州の力をかりて、多少おこぼれを頂いております6階の食器売り場なのでございます。
その九州物産展にお仲間の職人さんが多数参加。早速、ご挨拶をすませ、世間話をして、6階に帰ってまいりましたら、今週の日曜日の夜食事に行こうと携帯に電話がかかってきました。ずーっとコンビニ生活でしたから、たまにお仲間で食事するのは楽しいし、大変面白い。
今回のメンバーは伊万里焼きのFさん。藍染のTさん、そして自分の3人で中華を食べに行ってきました。
まずはビールをたのみ、乾杯!!
いやー仕事の後の一杯はいいですよね!!
そんでもってぺちゃくちゃ話をしているうちに、只今、NHKで放送中に「ゲゲゲの女房」の話になった。話をしているうちに、自分をいれて、皆様「ゲゲゲの女房」の大ファンでありました。
やはり漫画家の話なので、物作りという共通点がやはり職人と同じなので、皆さん人事ではないような感じで見ているようです。
出る言葉は「最初はみんな誰でも食えないんだよ!」とか「脱落してったやつはたくさんいる!」とか、やはり漫画家でもガラスでも藍染でも焼き物での共通しているようです。
自分もなんか、水木しげるの思いや、考えていること言葉、ひとつひとつが身にしみて感じられます。ましてや、妻をかかえ、そして子供もでき、となると、この先どうなることやらと不安になるのは当たり前のことである。そこで妻の芙美枝がいった言葉が「お父ちゃんについていくけん。なるようにしかならないから」という言葉。なかなか言えないよな~この言葉!すばらしい言葉であります。この貧乏生活の中でなかなかでない。普通なら、その仕事に見切りをつけ、「看板書き」になっているのが一般家庭である。

また、みんなで「戌井はかわいそうだ!!」という話になり、「戌井には人を見る目がある」でも、その「人を見る目」があだとなり貧乏している。
また、戌井はすばらしい言葉を残している。
その言葉は「貸本漫画家の中で、才能のある者を消してはならない。」それは水木しげるにむけた言葉だとは思うが・・・・目先のお金に目がくらみ、今売れるから自分の個性をこわして他のSF物とか、忍者物とか書くのは、いかがなものか・・・・
その言葉を分析すると、「いいものと売れるものは違うということだ!!」そのことを遠回しにいっているような気がしてならない。いいもの(技術)がある者は、いつかはわからないけど、必ずチャンスがまわってくる。そのチャンスを生かすか殺すか・・・・・ここが成功するか失敗するかの分かれ道。
これは、新人の作家や職人に必ず訪れる。その「訪れ」に自分がきずくか・・・・この「訪れ」すごく大事なのである!!

このような話を男3人で話しておりました。
この話でまさかビールがすすむとは思いませんでした。
ちなみに明日は「ゲゲゲの鬼太郎」だよな~と、3人で声を合わせて食事終了!

明日の朝8時が楽しみである!!


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