歩こう、登ろう

今年は色んなことをしたい

本州初登山、鎌ヶ岳-御在所岳

2017-11-24 | 登山
11月24日(金)
4:00起床。
身支度をして居心地の良かったホテルを後にしました。
静まり返った名古屋駅。
電車は5時過ぎから動いています。
まずは近鉄名古屋駅から四日市駅まで移動、乗り換えをして終点湯の山駅にて下車。


画像に写っていますが、コインロッカーに不要な荷物を預けます。
ロープウェイが営業開始時間前だったので、駅に預けるしかありませんでした。
温泉街にあるロープウェイ乗り場に預けられれば下山後に温泉に入ることも出来たのですが、
駅から湯の山温泉街まで約3kあるので今回は諦めました・・

登山口まで40分程歩かなければなりませんが、やっぱり初めて歩く道は飽きなくて楽しいです。


紅葉も終わりかけでしたが、十分に綺麗でした。
温泉街に着くと、若い男性が「登山口はどこですか?」と尋ねてきました。
私もスマホとにらめっこしながら道を模索していたので、多分この道を登って・・・と説明すると、
分かりました~と話半分に進んでしまいました。
その男性の恰好は、ザックとは言えない昔で言うナップサック??的なものにジャージといういで立ち。
「大丈夫ですかー??(その恰好)」と進んでいく彼に声をかけましたが、
「大丈夫です」とのお返事。
その後彼は、説明した方向と若干違う方向の温泉街に消えていきました。

温泉街は石造りの小道がたくさんあって、なかなか良い雰囲気ですが
入り組んでいてかなり迷いました。
そしてやっとたどり着いた登山口。


今回の登山計画は、御在所岳のみ登る計画・鎌ヶ岳から御在所岳を登る計画ふたつを考えていて
条件が良ければ後者でいこうと決めていました。
風がかなり強そうで心配でしたが、予報通りの晴天だったので鎌ヶ岳から登る事に。
ヤマレコで計画を作成しておき、母に見方を教えて何かあったときに見てと伝えておきました。


最初からすごいんです、傾斜が。
木の生え方が物語っています。
稜線に出るまではずっとこんな感じでした。
ピンテ等、細かく付いているので迷うことは無いと思います。


弥一ヶ岳より御在所岳が見えました。
ロープウェイ駅も見えてます。


長石尾根というお名前の尾根沿いをひたすら登ります。
葉は落ち、紅葉も終わっていましたが北海道の山とは違う雰囲気が楽しいです。
ここ辺りはまだ雪も無く、強風もある程度は遮られていたので順調に進みます。


山頂の少し手前あたりです。
雪がうっすら積もって気温も下がってきましたが、何より崖ちっくな場所が多くかなり緊張しました。
木などが一切ない斜面だったので、足を踏み外したらあーれーです。


道が平坦になった所で振り返ると海が見えました。
いい天気ですが、すごく寒かったです。冬山フル装備だったのですが、ギリギリ耐えられる程の寒さ。


鎌ヶ岳到着です。
本州で初めて登った山となりました。
奥に見えている御在所岳を目指してどんどん進みます。


御在所岳に向かって一旦下ると武平峠という分岐を通過します。
鎌ヶ岳と御在所岳の間には鈴鹿スカイラインという車道が通っていて、その車道脇からも
この山に登る事が出来るようです。
御在所岳も鎌ヶ岳も色々なコースがあって組み合わせを変えればかなり楽しめそうです。


武平峠分岐から登り開始です。
少し進むとおじいさま3人組が休憩していました。
おじいさまの一人が「えらいべっぴんさんやなぁ!テレビに出てるあの人??」と声をかけてきました。
(テレビに出てるあの人って誰やねん)と心の中で呟きつつも、ちょっと嬉しくなったりして。
でもすかさず、もう一人のおじいさまが
「そんな人がこんな所一人で登るわけないやろ」とナイスなつっこみ。
関西風なノリにちょっと元気をもらって、


御在所岳に到着!
バリバリの観光地です。観光客さんで賑わっています。


滋賀県と三重県の県境です。
北海道民には新鮮です。

山頂付近ですれ違った男性が、「道はどうでしたか?雪はありませんでしたか?」と尋ねてきたので
多少積もっていたけど普通の登山靴で問題ないですよと伝えると、
中道(というコースの名前です)は凍結して大変・・
アイゼン無しでその靴じゃ下山できませんよ、と教えてくれました。
私の履いていた靴はトレランシューズ。
まさか軽アイゼンが必要だとは思わず不携帯。先が思いやられました。

ただ私が下りようとしていたのは中道ではなく、裏道の方。
中道は梯子やキレットがあり、登りより下山が危険と本に書いてあったので裏道を予定していました。
裏道は大丈夫なのかなぁ・・と悩んでいると2人組の山ガールさんを発見。
中道から登ってきたようなので声をかけてみることにしました。
すると、やはり中道は凍結しており、かなりゆっくり登ってきた・・と先ほどと同じ情報でした。


他の登山者が裏道は問題ないと言っていたという情報をもらえたので
やはり裏道から下山することに。
凍結ってあまりピンと来なかったのですが、
裏道を下ってすぐその意味が分かりました。
登山道が雪まつりの滑り台みたいになっていました。
雪が降って気温が上がって溶け、また凍る・・その氷が登山道のほとんどを占めていました。

登山道脇を歩くようにして下りていくと、やがて普通の登山道に戻りました。
軽アイゼンを持ってくることすら頭になかった自分に呆れました・・
でもあの氷にアイゼンの刃が刺さるのか疑問です。

途中、国見岳という御在所岳のお隣の山に寄り道したので結局は裏道からではなく国見尾根から下山することにしました。
この尾根が急でびっくり。
登ってくる登山者1組とすれ違いましたが、この尾根を登るのはすごい!
下山ですら疲れた私には到底無理です!笑


急な下りにいきなり飽きたので、いきなり休憩です。
前日、大須商店街で買っておいたメロンパン。
人の気配が全く無かったので、登山道の真ん中に座り大口で食べるメロンパンは格別でした。


気温があがり、平和なハイキングに。
この辺りの登山道もまたまた北海道にはない雰囲気で綺麗でした。


藤内小屋という山小屋に到着。
中から談笑する声が聞こえてきます。


流しっぱなしのお水で冷やされたジュースやビール。
向かいにはmont-bellの看板が掲げられた小屋もありました。
ただただ新鮮で色々見学させてもらいました。


小屋からも平和なハイキングが続き、乗車12分というロープウェイがお目見え。
何時間かかって下りてきたか考えないようにしましょ。


温泉街に下り、ロープウェイ乗り場で登山バッジと登山地図を買いました。
山頂や乗り場の食堂で売っているカレーうどんが有名らしいのですが、メロンパンがまだお腹にいたので
今回は見送りでしたが、みんなのヤマレコを見ているととても美味しそう!
また来る機会があれば食べてみたいなぁ・・・


そして湯の山駅に無事到着。
結構疲れました。
旅行前半に登山をしないと身体が持たぬと思い2日目に登りましたが
かなりの体力を消耗し、次の目的地へ向かいました。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。