私にとっての「将棋」は小学生時代の身近なゲームでした、
その頃は、どこの家にも将棋盤があり、年長者が子供や孫に伝え教えて
誰でもが楽しんでいました、
その「将棋」がいつの頃からか、一部の人たちのだけの娯楽に
なってしまい、もはや以前の様な国民的な人気は無くなっているのでは
と思っていたのですが、
このブログで、ひょんなことから、
プロの棋士 森信雄七段御夫婦とお知り合いになって以来
事あるごとに将棋について関心を示すと
将棋はしぶとく? 広まっていると確信した次第!
「子供将棋大会」
森先生のブログを訪れる度に将棋教室で少年達の真摯な将棋に接する姿が
印象に残ります、
このオヤジにとっての将棋は、なん手先を読んで指すてなことは
出来ません!
あまり偉そうなことは言えませんね。
さて以前から、早く読まなければと思いつつ読めていなかった
「聖の青春」 著者 大崎善生
やっと読めました
「村山 聖」 将棋界のことを知らなかったオヤジも彼のことは
一般の新聞・週刊誌に一時盛んに取り上げていたので
ある程度の知識はありました、
そして、森先生のブログに度々思い出として登場していたので
分かっているつもりでしたが・・・・
この本を読み終わり、もっと早く読んでおくべきだった後悔しています。
帯解説
重い腎臓病を抱え、命懸けで将棋を指す弟子のために、師匠は
彼のパンツをも洗った。
弟子の名前は 村山 聖 。
享年 29. (平成10年8月8日没)
将棋界の最高峰A級に在籍したままの逝去だった。
名人への夢半ばで倒れた “ 怪童 ”の一生を、
師弟愛、
家族愛、
ライバルたちとの友情を通して描く感動の
ノンフェクション。
終盤は涙無くして読めません、
残した言葉
「生きる 生き延びること」
まさしく 「村山 聖・棋士」の 29年の青春記録です。
まだの方は是非お勧めします。
又初心者でも将棋界の事が詳しく分かる本です。
登場する森先生や奥様のルンさんをリアルに感じ
文中に引き込まれました、
次回にお会いする機会があれば言葉を掛けたいと思います。
先日も村山聖の取材を受けて、久しぶりに思い出に浸っていたところでした。
歳月を経ても村山聖の純粋で透明な存在は、私にとっても宝物以上になっています。またお会いしたときにお話ができればと思います。
ありがとうございました。
この本を読むまでは、
ここまで将棋の世界が厳しいとは
また、
先生と村山氏との師弟関係がこれだけ密であったとは・・・
本当にもっと早く読んでおくべきだったと思っております
改めて、“ 人生とは ” と、問い直しています。
勝手な妄想ですが、もしこの本を息子が読んでいてくれたならばな~
彼の人生や小生の人生も違っていただろうに思ってしまいます。
実に素晴らしい師匠に巡り合えた村山氏はある面で幸せだったと・・・
お会いした折に、お話を聞かせていただければ幸いです。