幸せなこと

書き留めておきたいことがあります。
忙しさにかまけて、当たり前なのになかなか気付くのが難しいこと。

実はこの２か月くらい、私は編集者として非常に幸せな生活をできていたのだと思います。

版元の人や上司には、
「私だけ構ってくれなーい！」だの、
（飲んだ席で）「放置プレーっすか？！」だの、散々ナマイキを言っていたけれど。

たった100ページちょっとの記事ですが、本当に自分の好きなように作らせてもらうことができました。
私にできるのは校正やリライトといった微々たることだけだけれど、それに究極までに全力投球させてもらうことができました。

私の中では　美しいほどに、細部までこだわってこだわって……。
ぶっちゃけ、キモチヨカッタです。最高に。
ビョーキって言われたら、そうかも知れないくらいに。

辛くなかったと言えば嘘になるけれど、でも、自分の今持っているものの成果と言ってもいい記事になったと思います。

世の中に何人の編集者がいるか、どれだけの編集物が出回っているのか判らないけれど、
こんなに満足できる「作品」を、編集者人生の間に何本作れるんだろう……。

１年前に同じ記事を担当したときには到底得られなかった喜びを、得ることができました。
好きなようにやらせてくれた上司と、版元の方に心から大感謝です。