2009年3月
ドーランを塗ったOさんとカフェでイチゴタルトを堪能した後、
ステージの裏に戻ってみると、
私たちと同じようにショーに出演する人たちが何人かいた。
私たちのリハーサルはまだ始まらなかったので
Oさんがその人達と話をしているうちに
おおよその今日のファッションショーの全貌が分かってきた。
なんと、
このファッションショーは
韓服モデルのコンテストなのだそうだ
出場者が一人一人、自分をアピールし、入賞者が決定される。
その審査が決まるまでの間の場つなぎアトラクションとして、
私たちが出場するというのだ。
モデルコンテストねえ~~
だから、アガシが大勢いて、ヘアーメイクにギャーギャーと騒ぎたて、
「うちの子が一番に決まってるわよっ!」と鼻息荒いステージオンマが
楽屋を闊歩していたのねえ~
やっと納得。
で、私とOさんの韓服を作ってくれたデザイナーはかなり有名な人なのだそうで
コンテストの審査員の一人を務めているのだ。
審査中のアトラクションとして、
そのデザイナーさんが制作を手がけた韓服を見せるということで、
集まってきた人たちは、作った韓服を持参してきているのだった。
その人達がもっていたパンフレットを見ると
アガシ達の写真・プロフィールと簡単なプログラムも書かれていた。
薄暗いバックステージで、座るところもないまま立ち話をしていたのだが、
「え?そんなに早くから来ていたのですか?やることないのに…」
と、ショーに出る人からも同情された
ステージではまだまだ、出場者がアピールのリハーサルが行われていた。
なかなか終わりそうもない。。。
と、ここまで長々と書いていて
いつもやたらたくさんの画像を貼り付けているのに、一枚もないの?
と気が付いた人もいるだろう。
そうです。ここまでの写真は一枚もないんです。
暗いから撮れないというのではなく、カメラをL先生に渡してしまってあったのです。
自分がショーに出ているのは写せないのでと撮影をL先生に頼んだのだ。
やっと、コンテスト出場者のリハーサルが終わり、
次は私たちの番となった。
長かった~~~
演出者が
「はい。ここに並んでくださいね。女性はこちら。男性はこちら。
はい、順番はこの通りね。ステージの両端から合図があったら歩き始めます。
ステージ中央で出会ったら、花道をずっと歩きます。
前まで行ったら立ち止まってお辞儀してください。あとは左右に分かれます。
はい。やってみますよ~~。」
と、簡単に説明をし、
一回歩いてみただけ。
リハーサル終了。。。
予想はしていたけれど
その後、やっと着替えることになった。
ここで、初めて作ってもらった韓服とご対面。
全身ピンクだ~~
着替えを手伝ってくれる助手さん(?)が
「靴は?」と聞いてきたが、そんなのもってこいって言われてない。
助手があわてて用意してくれたのだけれど、
ちょっとサイズが小さくて、ムリムリ履くことになりすぐに足が痛くなる。。。
“え~~い、どうせ、チマで隠れて足先までじっくり見ることなんてないだろう”と、
履いていたウォーキングシューズそのままで出場することに
コンテスト出場者だって、足下はパンプスだったよ。
背筋を伸ばすためというより、身長を高く見せるためだと思うけどね
着替え終わった頃、L先生から電話がかかってきた。
「ホテルに着いたけど、どこにいますか?」
「やっと着替えてステージの裏側で待ってるんだけど。」
出て行くことはできないので、観客として来たL先生、T氏、Hちゃんの3人は
テーブル席で先に食事をすることにした。
L先生達が来たと言うことは、TさんやH嬢も会場に来ているということだろう。
そしてやっと、ショーが始まった。
まずはアガシ達が出場し、自己アピールをした。
全部で30人くらいだったかな~。
ステージの袖からチラチラとしか見られないのでよく分からないんだけれど。
そして、やっと、私たちの出番がやってきた。
以下 続く