釜山より愛をこめて ~From Busan with LOVE~ 

釜山での珍生活の日々・韓国についてをつづります。
日本・韓国両国の友人たちに愛をこめて♪

いったいいつ出演するの?/韓服ファッションショー

2013年03月06日 | 異文化交流

2009年 3月

何とか採寸も済み、いよいよファッションショー当日を迎えた。

ショーそのものは確か6時半から開始だったと思うけれど
集合は西面 ロッテホテルに1時半集合だった。
リハーサルをやるっていうんで早い集合になったのだ。
ま、確かにねえ~、ショーの構成さえ知らないのだから、仕方ないと思い、
午前中は仕事をし、あわててロッテホテルに向かう。

ロッテホテルに到着し、ファッションショーの場所に行ってみると
なんだか大勢がバタバタしていた
誰に声をかけりゃいいんだ?
当時の私の韓国語力では、聞くことはなんとかなっても言いたいことが言えない
ましてや、受付があるわけでもなし、
大勢が出入りして誰がスタッフなのかさえ分からず
もちろん、日本語ができる人もいない。
(日本語ができる人もいたのかもしれないけれど、“通訳”的な人は見あたらず)

身振りなども入れて、なんとかファッションショーに出るのだということが
分かってもらえたが、肝心のデザイナーさんが見あたらない
うろうろしていたら、偶然、デザイナーさんに会うことができたが、とっても忙しそう。

「あ、あそこでメークとヘアーをしてもらって。」
だけは分かったけれど、どこに荷物を置いたり、誰にメークしてもらうのかさえ分からない。
とにかく、大勢の人がメークしたりバタバタしていた

と、そこで一緒にショーに出ることになっているOさんと遭遇!
Oさんは韓国語OKなのだ。“地獄に仏”とはこのこと
Oさんに
「ねえ、ヘアーとメイクをしてもらえって言われたけれど、誰に?」
Oさん「ボクもやってもらえって言われて、メークだけしたけれど、
    男だし、ドーラン塗っておしまい。なんかよく分からないうちに塗られただけ。」
と、Oさんの顔をよく見ると、確かにドーランが塗られていた(笑)

Oさん「hiromiさん。さっさとヘアーメイクを済ませて、お茶でも飲みに行こうよ~
と言うので、ヘアーメイクの場所に入っていった。

大きな鏡がある、いわゆる楽屋なところに、まあ、いるわいるわ、アガシが!
ヘアーメイクさんにセットやメイクをしてもらっている人、
もっとこうしろとメイクさんに文句を言っている人、
やってもらったのが気に入らないからって自分で化粧品を出して直している人、
すごい剣幕の中、そのアガシの母親と思われる人が乱入してきて、
娘のメイクや髪型にあーだこーだと言ったり、衣装をもってきたりと
“蜂の巣をつついたような騒ぎ”とはまさしくこのこと。
って、蜂の巣、つついたことないけれど(笑)

なんで、こんなにアガシが大勢、母親付きで来ているのか、
この時は分からなかったけれど、とにかくファッションショーに出る人達には違いない。

ヘアメイクさんも大勢来ていたけれど、誰が誰の担当でという分担はないみたいで、
私のヘアメイクを誰に頼んだらいいのかさえ??な状態。

そろそろ終わりかけているところに、私が行ったのでちょっとイヤな顔されながら
それでも、私にヘアメイクが必要と言うことがわかり、やってくれた。
「どんな風にしますか?」と聞かれたけれど、
どうしたいって言われても何を着るのかさえ知らないし、
韓服のヘアーってねえどうするのがいいのかさえ??

返事に困っていたら、さっさと仕事を終わらせたいので、
適当にアレンジしてくれました。

メイクがすんだ頃、ショーのプロデューサーらしき人が、
ステージにアガシ達を集めて、並び順や歩き方などのリハーサルをやりだした。
Oさんに話をきくと
アガシ達のリハーサルが終わってから、私たちのリハーサルをやるそうなので、
その間かなり待つことになるのだそうだ。

えぇ~~、じゃあ、こんなに早く来る必要はあったの?
だいたい、あのアガシ達は誰?
ファッションショーって、私たち以外の誰が出るの?
まったく見通しのない韓国チックな計画!
予想はしていたけれど、こうもアバウトとは

韓国人との仕事のペースに慣れているはずのOさんも
「hiromiさんは、まだ、ヘアメイクに時間がかかっているからと思うけど、
 ボクなんてこのドーランだけ。なんのために早く来たんだか

と、がっくりしながら、会場を抜けて
ロッテホテル内のカフェでやっていた「イチゴフェア」のイチゴタルトをパクつきながら
Oさんとこのファッションショーについて話をしていたら、
Oさんの採寸は会社にデザイナーさんが来て測っていったのだそうだ。
で、その時に、デザイナーさんに「好きな色は?」と聞かれて
「ピンク」と答えたのだそうだ。

だから、ピンクのチマチョゴリなのね~~~~
Oさん曰く
「好きな色は?って聞かれたから“ピンク”って答えただけで、まさかその色で韓服を作るとは
思ってなかったんだよ~~。そう言ってくれれば他の色にしたのにさ。」
でも、Oさんもそのあたりまでの情報しか知らず、この後、どうなっていくのかサッパリ。。。

さて、どうなる。ファッションショー

 以下 続く


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2 コメント

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Unknown (ミエ)
2013-03-07 20:28:08
私、ここまで読んだだけで不安で泣きそうなんですけど…(笑)観光客にはできない経験ができていいなあ~って思ってたのですが、精神的にタフでないとムリですね…
日本で韓国人と仕事してて、自己主張か強くてやりにくいのですが、日本人みたいにもじもじしてても誰も助けてくれませんものね。やっぱ住むのは無理かも…
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郷に入っては郷に従えですねえ~ (hiromi)
2013-03-10 12:01:22
細かいことを気にしていると生きていけませんね~。
私は職場が「日本」だったのでそれほど大きなショックはうけませんでしたが、「韓国職場」での話はよく聞きました(笑)
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