と聞いたのはSさん。彼女はあたしの韓国語の先生なのだ。
大学で日本語を教えているので、時々、漢字の読み方や文法、
作家のことや作品の内容理解について、質問してくる。
大学生が相手なので、適当なことは言えないのだそうだ。
きちんと下調べをして授業しているのだ。
日本人なら何でも知っていて、全部読めると思うのは「大きな間違い」なのだ。
漢字は読めないものも多いし、作家や作品、ましてや文法のことなんて
ぜんぜ~~ん詳しくないあたし
今回、質問されたのはこの漢字
「何人」
えっ
「なんにん」でしょ?と言うと
Sさん :「なんにん」だったら、私も読めます。「なんにん」じゃない読み方です。
というので、
それなら、と
「なんびと」と答えた。
Sさん :“なんびと?”“なんびと”ってどんな意味ですか?
わたし:「誰でも」っていうか「どんな人でも」でもっていうか…
普通には、あまり使わないなあ~。キリスト教の聖書だと
「神は“何人”をも助け…」なんて使うけど。
あ、そのときは「なんぴと」って言うかなあ…
Sさん :?? 意味が分かりません。。。「誰でも」って?
なんびと?なんぴと?どっちが正しいのですか?
「なにびと」じゃあ、ないんですか?
わたし:え~~ ちょっと待って~
と辞書で調べてみる。広辞苑によると
何人:なんぴと(ナンビトとも。ナニビトの音便)どういう人。だれ。
「―といえども」
と書いてある。
わたし:どっちでも良いみたいねえ~ ←いいかげん
Sさん :じゃあ、意味は?「どういう人」って?
わたし:だから、“だれでもいいよ”っていうか、“どんな人でも”ってことで
例えば「この会に入会するのに資格はいりません。「何人」でも
受け付けます。」みたいな意味で…
英語なら“everybody”“anybody”かな?
などと、すでにしどろもどろ
Sさん :うちの大学のI教授に聞いたら「なにじん」だというんですよ。
言語学のR教授に聞いたら「なにびと」だというんですよねえ~
ふたりの教授の言っていることが違うので、困ってしまって…
ええ~~?なになに?どうなってるの?教授も迷う??
って、そこで初めて、Sさんが持っていたその言葉が出ている文章を読んだ。
内容は帰国子女の話で、概要は
「日本人なのに、海外に暮らしていることで日本語を話せず英語を使っている。
英語の方が世界に通用する言葉だと言って、日本語を勉強しようとさえしない。
そして、その国のことを知っているのに、日本の文化や歴史のことを知らない。
そうした人を「何人」と言ったらよいのか?」だった。
さて、なんて読んだ?
ピンポ~~ン
この場合、間違いなく「なにじん」だよね。
日本人なら迷わず、そう読むはず。
わたし:Sさん、この文章なら、まちがいなく「なにじん」だよ~~~~
Sさん :どうやって見分けるのですか?
わたし:だから前の文章の流れだなあ~。この場合「国籍」を言っているので
「なにじん」 韓国語なら“어느 나라 사람”だなあ~
Sさん :分かりました。漢字は難しいですねえ…
一件落着でホッ
で、この後、日本人に
「この漢字はなんて読むって聞かれたんですけど、なんて読みますか?」と
「何人」をだしてみると、
みんな「なんびと」「なんぴと」「なんひと」と答え
「なにじん」と言う人は誰もいなかった。。。。
あたしが以前に書いた日記のタイトルが「私は何人」なんだけれど
これだって、一発で「なにじん」って読むよねえ~
うーーーーん、やっぱり日本語は難しいのです。
韓国に来て「日本語」を勉強するあたし。。。
大学で日本語を教えているので、時々、漢字の読み方や文法、
作家のことや作品の内容理解について、質問してくる。
大学生が相手なので、適当なことは言えないのだそうだ。
きちんと下調べをして授業しているのだ。
日本人なら何でも知っていて、全部読めると思うのは「大きな間違い」なのだ。
漢字は読めないものも多いし、作家や作品、ましてや文法のことなんて
ぜんぜ~~ん詳しくないあたし
今回、質問されたのはこの漢字
「何人」
えっ
「なんにん」でしょ?と言うと
Sさん :「なんにん」だったら、私も読めます。「なんにん」じゃない読み方です。
というので、
それなら、と
「なんびと」と答えた。
Sさん :“なんびと?”“なんびと”ってどんな意味ですか?
わたし:「誰でも」っていうか「どんな人でも」でもっていうか…
普通には、あまり使わないなあ~。キリスト教の聖書だと
「神は“何人”をも助け…」なんて使うけど。
あ、そのときは「なんぴと」って言うかなあ…
Sさん :?? 意味が分かりません。。。「誰でも」って?
なんびと?なんぴと?どっちが正しいのですか?
「なにびと」じゃあ、ないんですか?
わたし:え~~ ちょっと待って~
と辞書で調べてみる。広辞苑によると
何人:なんぴと(ナンビトとも。ナニビトの音便)どういう人。だれ。
「―といえども」
と書いてある。
わたし:どっちでも良いみたいねえ~ ←いいかげん
Sさん :じゃあ、意味は?「どういう人」って?
わたし:だから、“だれでもいいよ”っていうか、“どんな人でも”ってことで
例えば「この会に入会するのに資格はいりません。「何人」でも
受け付けます。」みたいな意味で…
英語なら“everybody”“anybody”かな?
などと、すでにしどろもどろ
Sさん :うちの大学のI教授に聞いたら「なにじん」だというんですよ。
言語学のR教授に聞いたら「なにびと」だというんですよねえ~
ふたりの教授の言っていることが違うので、困ってしまって…
ええ~~?なになに?どうなってるの?教授も迷う??
って、そこで初めて、Sさんが持っていたその言葉が出ている文章を読んだ。
内容は帰国子女の話で、概要は
「日本人なのに、海外に暮らしていることで日本語を話せず英語を使っている。
英語の方が世界に通用する言葉だと言って、日本語を勉強しようとさえしない。
そして、その国のことを知っているのに、日本の文化や歴史のことを知らない。
そうした人を「何人」と言ったらよいのか?」だった。
さて、なんて読んだ?
ピンポ~~ン
この場合、間違いなく「なにじん」だよね。
日本人なら迷わず、そう読むはず。
わたし:Sさん、この文章なら、まちがいなく「なにじん」だよ~~~~
Sさん :どうやって見分けるのですか?
わたし:だから前の文章の流れだなあ~。この場合「国籍」を言っているので
「なにじん」 韓国語なら“어느 나라 사람”だなあ~
Sさん :分かりました。漢字は難しいですねえ…
一件落着でホッ
で、この後、日本人に
「この漢字はなんて読むって聞かれたんですけど、なんて読みますか?」と
「何人」をだしてみると、
みんな「なんびと」「なんぴと」「なんひと」と答え
「なにじん」と言う人は誰もいなかった。。。。
あたしが以前に書いた日記のタイトルが「私は何人」なんだけれど
これだって、一発で「なにじん」って読むよねえ~
うーーーーん、やっぱり日本語は難しいのです。
韓国に来て「日本語」を勉強するあたし。。。