仏国寺から吐含山頂上の方に登っていくと石窟庵(석굴암 ソックラム)と言われてる石窟寺院がある。
こちらも統一新羅の時代(8世紀)に建てられたもので、
自然石をドーム状に積み上げてから土をかぶせて天然の洞窟のように見せかけて作られたものだ。
世界遺産に登録されている。
仏国寺から石窟庵までは山道を8キロほど登ることになるので、
仏国寺から出ているバスを利用するのがいいかも。
私たちは車で行ったのだけれど、それでも入り口の駐車場から1キロほど歩かなくてはならない。
駐車場に着くとまずこの大鐘閣が目に入る。この横を通ってチケット売り場、石窟庵の入り口へと進む。
山道を1キロばかり歩いていくと石窟庵が見えてくる。
古墳のようにこんもりと盛り上がった中に仏様がいらっしゃるのだ。
説明図によるとこんな感じ。
約360個の平たい石を巧妙に組んで作られた丸型の天井は、
世界にも類を見ない大変発達した建築技法と言われているそうだ。
石窟庵は時代と共にその存在を忘れられ、20世紀の初めには崩壊寸前だったのだそうだ。
しかし、1913年から21年にかけて行われた日本統治期の修復工事のときに
石窟庵を解体したあと、考証が不完全なまま組み立ててしまったので
今では仏像の本来の位置や石窟の正確な構造が分からないままとなっていると韓国側は主張している。
実際に石窟庵の周りには、組み合わされていたはずだけれど、
なぜか残った(?)石がそのまま置かれている。
現在の技術を持っても元通りに組み合わせることができないのだそうだ。
しかも修復時にコンクリートで石窟を覆ってしまった結果、内部に湿気がこもるようになってしまい、
現在は木造の前室にしか入ることができず、石仏はガラス越しにのぞくことしかできない。
中にいらっしゃる石仏はとってもきれいなのだけれど、当然、撮影禁止のため写真がない。
プサンナビさんで見てね↓
http://www.pusannavi.com/miru/1083/
石仏の額の中央にはめられていたのは、ダイヤモンドだったのだそうだが、
盗難に遭い、現在は水晶だかが入れられているのだそうだ。
内部には多様なレリーフもあり、静かでおごそかな雰囲気が漂っているよ。
石窟もすばらしいけれどここからの眺めがすばらしいのだ。
石窟庵を出たあと、慶州の名物料理のサンパbをいただく。
サンパbは野菜でご飯とおかずを包んでいただく料理なので、おかずがずら~~りと並ぶのだ。
素朴な味わいがいかにも慶州らしいのだ。
ということで、慶州に行くと韓国にある世界遺産7つのうち3つを見ることができる。
釜山からなら日帰り旅行もできるし、普門観光団地のあたりには
キャンプ場やホテル、新羅ミレニアムパークもあるので
リゾートを兼ねて一泊旅行でもいいね。
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