建築士だからわかる〇〇教えます

我が家の電磁波対策(14)電動ベッド

残念ながら実際に測定したことはないため、正確な情報ではありませんこと、最初にお詫び申し上げます。

以前のお客様のお話です。
※当時は電磁波測定士の資格を取得前で、測定機器なども持っていなかったのです。

電磁波過敏症の方でしたが、お身体の関係で、電動ベッドを利用したいとのことでした。


いろいろなメーカーの電動ベッドを試してみたのですが、ベッドに使わている合板やクッションなどに使われている人工的な化学物質や電磁波の影響で使用できない、ということでしたので

材料はその方が比較的利用可能な無垢の木材を利用して、スノコ状にベッドをつくり、布団はその方が以前から使用している布団を利用する形で
頭半分の部分がモーターで起き上がるような仕組みで製作してみました。

しかし、やはり電源コードを差した状態、またモーターを動かした際に、電磁波による影響があるとのことでした。

結果的には動かすときは時間も短いため、普段はコンセントを抜いておき、必要に応じてコンセントを差し込み、ヘッド部分を動かせるようにしました。
コンセントを差したままでは電場が発生してしまうため、当時は手の届く範囲または同居の方にコンセントを都度入れていただくという、なんとも原始的な対応をしました。

ここでお伝えしたいことは、市販の電動ベッドを購入される際に、
介護という視点から電動ベッドの必要性は理解しておりますし、抱きかかえたり起き上がる手助けのための労力を考えた際の電動ベッドの役割はとても重要です。

ただ、人工的な化学物質という視点と電磁波という視点、それらがつらい方もおられるということはご理解いただけましたら幸いです。

電磁波の課題であれば、必要な際にコンセントを差し込む ※コンセントを差したままでは電場は発生したままとなります。電源をOFFにしたとしても電場は発生している場合があります。

人工的な化学物質の影響がある場合は、ベイクアウトなどで化学物質を強制的に放出することも一案でしょう。しかし完全に放出するわけではございませんので注意が必要です。

電動ベッドを利用しながら、化学物質過敏症の方や電磁波過敏症の方にも優しい方法で対応していただけましたら幸いです。

ひと・すまい・くらし


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